今週は波が続いている湘南!
切れた良い波です。
崩れる前に板を返す
編
台風並みの低気圧通過にともない
サイズアップ!!
急いで海へ!!!
波のサイズはムネからセットでカタ
くらい。
風も合い
形の良いセットをつかまえれば2~
3アクション入れられるグッドコン
ディション。
そんな中で
良い波を満喫していたところ・・・
:てんちょーー!!
:今日はいい波ですねーーー
と、声をかけられた。
おっ、Oさん!!
こんにちは!!
良い波ですね。。。
調子はどうですか??
:凄い良い波なのに、リッピングが
思ったよりも手応えがなくてなんか
腑に落ちてません(笑)
そうなんだーー(笑)
おっ、イイ波入ったよ!!!
じゃ、
これ乗ってみなよーー!!!
:えっ、いいっすかーーーー
最高なレギュラーじゃない!!
GOーーーー
気持ちよさそうにインサイドまで乗
り、フィニッシュを決めて沖に戻っ
てきたところで。
:今の波も良かったですが、なんかし
っくりこないリッピングです・・・
:てんちょーー
:何か助言をください…
そうですね・・・
今のリッピングは波のトップから
「板を前足でボトムに落としている」
ので、手応えを感じられないんですよ!
:やっぱりそこなんですね・・・
板を返す時に後ろ足加重が残ったまま
でないと振り切れないんですよ!!
後ろ足加重と上半身のひねりを使うこ
とがサーフィンの定義といつも言って
いますでしょ??
:分かってはいるのですが、なかなか
上手くできないんですよね…
:自分のリッピングを改善する方法は
ありますでしょうか???
一番のポイントは波のトップでの体勢
を改善することが先決です。
Oさんは軸足ジャンプして波のトップ
へ上がった時にどの部分に力が入って
いますか??
:んーーー
:てんちょーが言う、右手かな???
右手だけですか??
:そうですね・・・
:右手の肩を耳に付けて前足で板を落
として着地する感じだと上手くいきま
す。
:しかし、てんちょうのリップを見て
るとテールを蹴って板を回転させてい
ますよね??
:そもそも、テールを蹴るってことが
理解できません・・・
最初はみなさん、前足で板を落とし込
んで着地することを覚えるので、その
先の話しとなりますが・・・
一言で言えば!!
板を返すスピードを上げることに意識
を集中することが重要なんですね。
波のリップに板を当てて着地する!!!
この概念を書き換える必要が次のレベ
ルです。
「波のリップ上で崩れる前に板を回転さ
せる感覚です。」
続に言う、オフザトップとは波が崩れ
る前に板を返しきって着地するんです
。
当然、この動作の方がスピードが速
いですよね!!
Oさんは崩れるリップと同じタイミン
グで着地していますでしょ??
リップに当てて着地する!!!
このイメージですよね??
:はい、まったくそのとうりです。
ですよね。。。
では、バックサイドで厚めのリップで
板を返す時にはどうでしょうか??
ちょっと考えてみてください。
:そうですね・・・
:リップから板をボトムに落とすとい
うより、テールをエグって回転させる
感じですね。
:はっ!!!
:そうですか!!!
:フロントサイドでも、そのバックサ
イドのエグル感じで返すんですね!!
そのとうりです!!!
向きが違うから動きを別に考えてしま
う人が多いですが、やっていることは
同じなんですよ。
:そうなると、フロントサイドのリッ
プでバックサイドと同じ動きをするの
は、何をどうすれば良いのでしょうか
??
まず、バックサイドの波のトップに上
がった時は「スープ側を見る」ですよ
ね??
この視点がないと体を開けないんです
!!
そして次に「両肩をスープ側へ回す」
動きが先行して、前足を左肩の動きに
合わせて、身体の真下にボードが来る
位置までもっていきますね??
身体を開いて板を引き付ける動作。
そして
その板の軌道に沿って後ろ足でテール
をエグっていきます。
要はフロントサイドでもこの順番で動
けばいいんですよ!!!
:いや、てんちょう、難しすぎて話し
についていけません…
じゃ、
もう少し、簡単に言うと!!!
波のトップでは右手を肩の耳に付け体
を丸めるようにひねりながらスープ側
を見る体勢を取るんです!!!
この体勢で大事な事は、左肩を岸側ま
で開くことができるのか??
ここに意識をもっていき
あくまでも真下よりもスープ側へ板を
返すイメージを持ってみてください。
要は見る場所の「視線」が大事!!!
まずはここからですね。
:なるほど…
:今以上に左肩を大きく岸側まで開く
意識ですね!!!
:その為の視線ですね!!
実践中・・・
おっ、Oさん
今のイイ感じで返せましたね!!!
:てんちょーーー
:手ごたえがぜんぜん違います!!!
:後ろ足に加重が残っている状態で左
肩を開くと、身体に板が引き寄せられ
ます!!!
:身体のひねりに板がついてくる感覚
で着地できました!!!
:まさに上半身のリードで板を返せた
感じです!!!
:いつもより、奥へ視線を向けました
!!!
そうです、そうです!!
左肩を開くポイントは視線から!!
その感覚でやり込んでください!!!
:右手の巻き込みを使いながら、もっ
とスープ側を見て左肩を開くというこ
とですね!
そうそう、要は今までは左肩が開いて
いなかったので、体をひねっていなか
ったということです!
左肩を開くということは、体をひねる
可動域が上がると考えてくださいね!
:これは一人ではなかなか上手くなら
ないですね(笑)
そんなもんですよ!!!
Oさん、ごめん…
ちょっと、こんな時間になってしまっ
たのでお店に戻らないと…
:もう、お昼過ぎてますね(笑)
:てんちょう、ありがとうございまし
た!!!
:このままやり込んで習得します!!!
また、ブログで書いておくので後でイ
メトレに使ってみてね!!
:はい!楽しみに待っていますね!!!
では、またねーーー
オフザトップとは・・・
上級編
波のトップへ上がりながら、リップ上
で板を回すイメージを持つのが先決。
波のトップからボトムへ板を落とす!
このイメージではNGということですよ
。
リップの上で板を回すイメージを持つ
と必然的に、上に上がった放物線の頂
上で上半身を平行にひねる意識が出て
きます。
要は肩甲骨を下げないで両肩を横へ回
す動きです!!!!
上の写真の赤線の動き↑↑
この両肩を回すことが難易度が高いの
で、まずは波のトップで
「左肩を岸側へ開く」意識から練習で
す。
そして!!!!
その左肩を回す動きに合わせて!!!
前足を身体に引き付けながら折りたた
むことが必須。
上の写真に書いておきました↑↑
この動きは
左肩を開きながら前足のかかとがお尻
の真下に来るように折りたたむんです。
ノーズが身体の真下にくる為の重要な
ポイントですね!!
大事なことなのでもう一度!!!!
「前足の引き込みはお尻の真下にかか
とがくるように折りたたむ」
です。
この動きを瞬間的に行うと、バランス
を取る為に両手が上に上がり、バンザ
イするようになります。
ここがポイント↑
前足のかかとがお尻の下まで折りたた
んでいますね↑↑
そして前足のヒザが下側へ開かないよ
うにギュッと締めるんです!!!
そうすると、後ろ足には常に加重がか
かっていることでテールを押さえ込ん
でいればいる程
「蹴る、またはエグル」状態となりま
す。
また、違う言い方の表現では
後ろ足でテールを押さえ込み続ける!
このような感じですね。
そして、リッピングの着地は
「構えること!!」
テイクオフで構える姿勢とまったく同
じです!!!
まあ、ざっくりですが写真を見ながら
イメトレはできるかと思います。
オフザトップとは
板がボトムへ落ちる前に返し切ると
いうこと!!
リップが崩れるタイミングと同時に
着地する感覚ではないということを
理解してください。
ここを理解できれば、板が落ちる前に
波のトップでは上半身をひねっていな
ければ遅いということ。
中級者の方はこの上半身のひねりのス
ピードを上げる練習が一番の課題です
。
このポイントができないのに、深いボ
トムターンを練習しても、その次の動
きがついていけませんよね・・・
そして、上半身のひねるスピードを上
げるには普段からのライディングに取
り入れた練習ができるんです。
これは何度もお伝えしていますが、ア
ップスンの動きを改善していくことが
重要です。
波のトップで後ろ足加重9割!!!
そして、左肩を開く体勢。
つまり、リッピングでの左肩の開きは
普段のアップスンで左肩を開くことが
できなければ不可能ということです。
このポイントを陸トレ&スケボーで
練習しながら実践へと繋げてくださ
いませ・・・
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ップアクションに対応したFINとな
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