JSライダーHYFI2,0
に乗った感想4
KOBIE ENRIGHT編
今日はコビーの写真を使ってフロント
サイドのリッピンに欠かせないことを
書いてみたいと思いますので、イメト
レしていきましょう!!
まず、コビーのプロフィール。
■身長:178㎝
■体重: 58㌔
【hyfi2.0 XEROスペック】
5’10×18 1/2×2 1/4 26.0㍑
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スーパモデル並みの体形ですが、ア
クションのキレは凄いものがありま
すね。
では、彼女の動きを見ながら上達へ
向けてイメトレしていきましょう!
前回のブログでも書きましたが…
バックサイドのリッピングで板を返す
意識とは!!
「オデコの下にノーズが来るように返
すこと!!
このようにお伝えしましたね??
実際にやってみてどうでしたか??
板をオデコの下に返し切った後に!
前の手を前足の前に置くことで体勢
も低くなりますので、板をおもいっ
きり振り切っても転ばなくなります
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上の写真を見ながら復習してくださ
い↑↑
では!!!
フロントサイドのリッピングでは板を
返す意識をどこに持っていけば良いの
か??
質問を頂きましたので、今日はフロン
トサイドのリッピングの話しとなりま
す。
下の写真をご覧ください↓
波のトップから板を返す場所とは!!!
「前足のかかとをお尻の穴の位置に
引き込む」
この意識を持つことで、板を返し切っ
た体勢が真っすぐになり転ばなくなり
ます。
無論、回転速度やスプレーを上げられ
ます。
板を返せるアベレージがある方は、こ
のポイントを意識して前足を引き付け
てください。
しかし!!
フロントサイドのリッピングは難易度
が高いので、すぐにできるものではあ
りません・・・
従って、まずリッピングができる基本
姿勢を作り上げるところまで遡る思考
を作りあげるんです!!
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では、遡ります…
ここから本気の本気で上達したい人向
けにお話ししますね。
1+1=2 の法則を伝授いたします。
【構える姿勢とは後ろ足軸の体勢】
まず、波に乗りながら、その姿勢を
完全に作り上げることがすべての根
源となります。
■後ろ足軸前傾姿勢
■進行方向にヘソを向ける
■効き手を前に出す
この基本姿勢を元にヒザの屈伸と両
肩の振りを使ってスピードを出しま
す。
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※この部分はスーパーストイックシ
ステムでレクチャーしていますので
連動動作を学びたい人はお越しくだ
さい…
しかしですよ!!!
この根源の基本動作を突き詰めない
事には、そう、簡単にはできなもの
です。
なぜならば・・・
正しい立ち方をこの理論どうりにや
ってみてください!!
そう、お伝えして見せて頂くと…
ただ単に、効き手を上げ、へそを正
面に向けて立つ!!
そんな単純な話しでは済まされない
んです。。。
進行方向へレールを入れていきますが
、レールを入れるヒザは波側へ向きま
す。
そして、身体を進行方向へ向けていな
ければリップへ上がってしまいますよ
ね?
つまり、へそを正面に向けることは
上半身と下半身がねじれている状態な
んです!!
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要は、身体をねじる事で下半身に力が
入り板に加重を掛けている状態となり
ます。
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そして、ねじった体勢のまま、両ヒザ
を締めて後ろ足加重を作ると、お尻の
横にある中殿筋に負荷がかかります。
つまり、正しい立ち方は楽な姿勢では
ないということ!!
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ここが非常に重要。。。
むしろ、つらい姿勢となります。
まずは、この構える正しい姿勢を作り
上げなければどうにもならないという
ことを踏まえて、イメトレしていきま
す。。。
では、
アップスンからボトムに降りて、崩れ
てくるリップに当てる動作までを1つ
1つ見ていきますよ!!
アップスンで波のトップからボトムへ
降りる動作でやらなければいけないこ
とを下に書いておきますので、イメー
ジしながら読んでください。
■視線は常に進行方向へ向いている事
※波の上下も含む
■効き手を前に出しへそを進行方向へ
向ける
※身体をねじっている状態で波に乗る
ことが本質
■後ろ足を前に送り出す力でヒザを曲
げてレールを入れる!!
※前足のヒザは内側へ向ける意識
※身体をねじっているからこそ後ろ足
をしならせることができます
■効き手のリードで波のトップへ上が
る意識を持つ事!!
※肩甲骨を下げないことで背骨を伸ば
せる
正しい立ち方をベースにアップスンで
加速をかけてボトムへ降ります。
【波のリップに合わせた動作】
【効き手の反動を使うこと!!!】
■視線は崩れてくるリップを見る
■効き手を指先が水面を触れる気持
ちで水をかきあげるように後ろに振
る
■効き手の振りと反対の肩を内側へ
入れる
【軸足ジャンプ】
上の写真をじっくりと見てください↑
黒矢印は力を向ける方向です。
効き手の振りの反動を使って反対側の
肩も内側へ向けることでレールがズボ
ッと入ります。
そして後ろ足でテールに回転をかける
ことで急激に板の向きが変わります。
そして次が今日の大事なポイント!!
【正しい立ち方とは身体のねじれ】
軸足ジャンプで左肩を内側へ入れまし
たよね??
それをすぐに戻さなければいけません
・・・
失敗する原因はこの左肩の戻しが弱い
んです!!!
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この動作が遅れるのでバランスを崩し
て転んでしまいます。
これを回避する思考を作るには!!!
波のトップへ上がりながら上半身はボト
ムを意識してねじるんです!!
つまり!!
正しい立ち方のねじを意識するだけの
こと。
波のトップへ上がりながら正しい立ち
方に戻すんです。
このゼロコンマ何秒の間に正しい立ち
方の姿勢に戻すことは、普段からクセ
になっていなければ身体の反応は遅れ
てしまうんです。
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効き手が少しでも下がると、肩甲骨も
下がりボトム側へ倒れてしまいます…
後ろ足に加重を掛けてへそをボトムへ
向ける意識が無いと前足の引き込みも
遅れてしまいます…
フォームが少しでも崩れると失敗しま
す。
正しい立ち方の、上半身と下半身のね
じる体勢ができていると!!!
【波のトップでの意識】
■前足のかかとをお尻の穴付けるく
らいの感覚で板を引き込む
■後ろ足でテールを真下に沈める感
覚を維持する
前足のかかとの動きをしっくりと見て
ください↑↑
前足のかかとをお尻の穴に引き付ける
ことで、重心は真っすぐになり転ばな
くなります。
この体勢も上半身と下半身がねじれて
いるのを感じ取ってください。
上の写真はリップの崩れ方が若干弱い
ので、レイバック気味に返しています
が、ホレた波でも同じです↓↓
ホレた波でも前足のかかとはお尻の
穴に引き付けていますね↑↑
そして、上半身と下半身の向きの違い
を理解することです。
ねじれるとは!!!
上半身の先行リードから起こる動作で
。
これを一言でまとめると
「軸足意識の上半身のリード」で波に
のることが基本理論ということです。
この理論が1+1=2の法則
ゆるぎない公式ということです。
2023年ワールドチャンピオンにな
ったフィリペ!!
そのリッピングを過去のブログでもう
一度イメトレしてください
1+1は誰が何と言おうと2なんです
(笑)
【JSコンケイブの秘密】
この写真はリッピングを水中から撮
影したものです。
ライダーはもちろんコビー。
JSはリッピングの時の水流を分析し
ながらボトムコンケイブの構造とエ
ッジの形を組み合わせる研究から始
めるんです…
このように常に事実を探り、形にす
る事で最高のボードができあがりま
す。
そして、リッピングの時のテールの
動きを良くみてください。
このテールの回転は全て後ろ足の力
を使っていないとこうはなりません
。
特に、写真3枚目のテールの沈み方
に注目です↑
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基本は全て後ろ足軸で板をコントロー
ルしていきます。
これが理解できれば!!
後ろ足に最大の力をかけることがすべ
ての根源です。
その最大の力を掛ける為の姿勢が、上
半身を真っすぐ骨盤に乗せ、股関節を
締め上げ、へそを進行方向へ向ける意
識で体をねじるんです。
そしてさらに、肩甲を下げないように
効き手を前に出す姿勢を作ることで!
後ろ足軸の最大加重となる訳です。
無駄の無い、効率が良い完璧なフォー
ムともなります。
つまり
正しい立ち方です。
1+1は2!!