JSライダーXERO GRAVITYに乗った感想シリーズ14
リッピング動作編
JEREMY FLORES編
今日もオフザリップでスピードを上げ
る為の基礎練習編となります。
お手本はジェレミー!!
jEREMY FLORES
■身長:175㎝
■体重: 73㌔
【XERO GRAVITYスペック】
5'10×18 5/8×2 3/8 27.0㍑
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ジェレミーは長年に渡りJSライダーと
して多大な貢献をしてきました。
現在はヨーロッパで次世代を育てる活
動を中心に行い、サーフィン育成に力
を入れて取り組んでいます。
そんなジェレミーのオフザリップを見
ながら、スピードを出すポイントはど
こなのか??
この視点でイメトレいていきましょう。
技を仕掛ける為のスピードはすべてボト
ムターンで加速を掛けるのが鉄則です。
しかし!!
一言でボトムターンをやれ!!
そう言われても、なかなか上手くできな
いのがサーフィンの難しさ。
従って、ボトムターンをやる為に、やる
べきことの練習は何か??
この視点で考えて練習することが重要で
す。
その練習方法とは何か??
「後ろ足軸」でレールを入れる練習です
。
しかし!!
ボトムターンで後ろ足軸メインでレール
を入れるとノーズが上がってしまいます
よね??
だから前足にも力を入れていまいます…
前足加重が強すぎても、軸足ジャンプの
時に前足のレールを抜けません↓↓
そして、前足加重が強すぎても波のト
ップで後ろ足加重でテールを押さえ込
むことは難しくまります↑↑
そうなると着地の時も後ろ足加重が逃
げて、前足で踏み込んでしまうことに
繋がります・・・
そもそも、前足加重の掛け方が違うと
言うことに気づいてください…
では、ここからが今日の重要なお話し
となります。
ボトムターンでレールを入れる両足の
加重比率とは??
この質問に対しての答えは!!
後ろ足:6割 前足:4割
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このような答えが主流かと思います。
中には後ろ7割 前3割とか言う人も
いると思います。
ワタシは常にボードを踏み込んだり、
レールを入れたりする加重比率は
5:5と申し上げています・・・
しかし、上手く伝わっていないことか
ら・・・
こう、考えました。
そもそも、加重比率という視点が人に
より変わってしまうことが問題だと考
え!!!
もう少し違う視点で考えてみませんか?
という、話しをさせてください。
サーフィンはすべて後ろ足軸でボード
をコントロールします!!
ここを理解してくれているのであれば
ボトムターンでレールを入れる時の加
重は後ろ足10割の力だと考えられま
すよね??
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この視点でもう一度ジェレミーの写真
を見てみましょう↓↓
ボトムターンに入る前の加重から見る
と、後ろ足10割と前足10割の力で
板を押さえ込むのが物理的の最大加重
となるのを理解してください。
要は5:5です。
そして、その状態からレールを入れて
ターンをします↓↓
後ろ足の力を10割キープさせる為に
、身体の軸を真っすぐ前に倒すことで
その力を維持させます↑↑
この後ろ足の力を10割にすると、前
足はその後ろ足加重を逃がさないよう
に形を作ります。
その形が、「ヒザを内側へ入れる」こ
とです。
後ろ足加重10割にすると、ノーズが
浮いていまうという人は、この前足の
ヒザを内側へ向ける事ができないので
、この分部を徹底的に練習しなければ
いけません。
そして、軸足ジャンプも当然、後ろ足
加重10割の力で踏み切ります↑↑
前足のヒザを内側へ向けているからこ
そ、軸足ジャンプで前足のレールも抜
きやすくなります。
加重比率6:4や7:3とかで考える
よりも、常に後ろ足10割の力を保ち
レールを入れるという視点で考えた方
が分かりやすくないですか??
後ろ足加重6割の力でレールを入れる
と言われても、残りの4割はどこいっ
ちゃうんですか??(笑)
サーフィンは後ろ足軸で乗るんですよ
ね??
後ろ足軸というのは100%の力を使っ
て乗るという意味で考え、前足はその力
を逃がさないように加重を掛ける事です
。
その前足の動かし方や踏込み方が重要!!
常に内側(後ろ足側)へ向けて加重を掛け
ることで、後ろ足軸を作り上げることが
できます。
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この意識をもって練習してみてください
。
ということで!!
後ろ足加重100%でレールを入れた
ボトムターンを練習すればスピードに
乗ったオフザリップができます。
ブレずにやり込めばできます!!
【ジェレミーのグラビティの感想】
このボードはレールを深く入れている
のに、その水の抵抗をまったく感じな
い。
一瞬、止まっているようだ…
そして、身体の動きよりも板が速く反
応する感覚が無重力と名づけられ意味
を理解できる。
本当に、月でサーフィンしているよう
だ!!
長年サーフィンをしているが、こんな
感覚になったのは初めての経験だね。
これは斬新的なスピードなので、世界
にあっという間に広まると思う。
きっと、モンスターボックスの記録を
塗り替える世界ベストセラーのボード
になるよ!!
今日は加重比率の話しとなりましたが…
後ろ足コントロールで波に乗るのであ
れば、その力を100%にすることで
スピードを出せるという視点で考えれ
ば…
おのずと前足の使い方を理解できるは
ずです。
上の写真を見ると後ろ足を前に送り出
す形をとっているからこそ、より前足
を内側へ向けることで、後ろ足コント
ロール軸を強化しています。
原点回帰すれば、結局はいつもお伝え
している「正しい立ち方」ができなけ
れば、その先もできるはずもありませ
ん・・・
板を踏み込む!!
レールを入れる!!
全て、正しい立ち方の姿勢のまま行い
ます。
ここを作り上げることで100%上達
していきますので、やるしかありませ
ん・・・