真っすぐボトムへ降りるテイクオフの手の付き方は??
プッシュアップ編3
グーフィースタンスのJSライダーが多
い為か、グーフィーの方からの質問も
多いですね…
ということで、今日もテイクオフの質
問にお答えしましょう!!
始めまして、いつもブログを読んで勉
強させて頂いています。この間、NSA
2級を受けましたが結果は不合格とな
りました。ジャッジの方のアドバイス
では「走り過ぎ」との指摘でした。
この走り過ぎの改善にあたって、テイ
クオフからノートリムでボトムターン
を練習していこうかと思っています。
そして、質問があるのですが、真っす
ぐボトムへ降りるテイクオフの手の付
き方では、ブログでご紹介しているよ
うに「左右の手をずらして」付いた方
が良いのでしょうか??
または、ボトムへ板を落とす為に両手
を揃えてボードを下にプッシュする感
じが理想でしょうか?
私自身、グーフィスタンスですが、両
手で板を下に押す感じて立っています
。
お忙しいところ恐縮ではありますが、
ヒントになるような回答をお時間のあ
る時でも答えていただけるとありがた
いです。どうぞよろしくお願いします
。
では、まず、即答します・・・
真っすぐボトムへ降りるテイクオフで
も!!
>「左右の手をずらして」付いた方
が良いのでしょうか??
A:YES!!
まっすぐテイクオフでも左右ずらして
「右手の力」で起き上がって足を付い
てください・・・
そもそも、なぜ??
左右の手をずらして右手の力で立たな
ければいけない「本質」を理解しなけ
ればいけませんね…
では、水平テイクオフの手の付き方か
ら順々に解説しますよ!!
まず、波の最上部でテールが押され、
波の前にノーズがスッーと出た瞬間!
すでに右手の力を意識した状態で手を
付こうとしているのを下の写真を見て
感じとれますか??↓↓
右手を後ろから回して勢いを付けて手
を付こうとしているのが分かれば正解
です↑↑
そして、真っすぐボトムへ降りるとは
言え、先のフェイスの状況を見ながら
立ってからどのように踏み込んでスピ
ードを出すのかをイメージをします↑
先のブレイクに合わせたライン取りで
す…
そして
右手の力で身体を前に伸ばして足を
つきます↑↑
いいですか!!!!
左右の手をずらす「本質」はここ↓↓
足を付いた時に進行方向へ身体を向け
るためです↑↑
進行方向へ身体を向け、後ろ足軸前傾
姿勢の状態でレールを入れながらボト
ムへ降りることに繋げていくんです↑
左右の手をずらさないと、このように
腰の回転を使い足を置いて進行方向く
向くことはできません…
>テイクオフからノートリムでボトム
ターンを練習していこうかと思ってい
ます。
この考えは危険です…
なぜなのか??
このあたりを深堀りしながら解説しま
しょう…
今日のお手本はシェリフ↓↓
【XERO GRAVITY】
■6’0×19×2 3/8 29.0㍑
------------------------------
では、話しの続き…
そもそも、質問者様の
テイクオフから真っすぐボトムへ降り
るというのは、ボトム面で滑り落ちる
ということですよね??
両手を揃えて付いている。
この意見からの推測ですが…
もし、ボトム面で滑るイメージを持っ
ていたら、その考えは危険…
その理由は…
中級者の方で、同じ練習をしていて上
達した人を見たことがないからです…
どうして上達しないのかと言うと…
いいですか!!
よーーく、聞いてくださいね…
テイクオフで両手を揃えて起き上がる
と、身体を前に伸ばすことができずに
頭を上げた状態になります。
その体勢はテール側へ加重が移行する
為に波に押されないと立てない状況を
作ってしまうんです…
まず、
この時点でテイクオフは1テンポ遅れ
ます。
そして、その頭を上げた状態で波に押
されて足を付いても、腰の回転は使え
ないので100%前足加重で立ってし
まいます…
すると・・・
立ちながらパンピングを入れることも
覚えず、常に前足加重でボトムへ落と
すクセが付きます…
でっ・・・
それのどこがいけないのか??
何度も言いますよ!!
ボードに加重が掛かる踏み込みとは?
「両足加重」で踏み込むこと!!
この動作ができないので、波任せでボ
トムへ降りる為に、必ず失速します。
要は後ろ足でレールを入れた踏み込み
をすぐに行えないということ!!
そして
失速からボトムターンをしても上手く
いくはずはありませんよね??
ここ、大事なことなので、意味を理解
できるまで何度も読んでください…
では、どのような練習が一番上達する
のかを紹介しましょう。
まず、波の最上部で立つ水平テイクオ
フの技術は必須課題・・・
シェリフの位置は手前のサーファーよ
りもぜんぜん波の最上部ですよね↑↑
まず
ここから見つめてください!!
そして、左右の手をずらし、右手の力
で身体を前に伸ばす練習↑↑
一番大事な、腰の回転を使い後ろ足軸
前傾姿勢で構えること↑↑
前足のヒザを内側へ向け、足を付いた
時点で後ろ足でレールを入れて加重を
掛けること!!
そしてそのまま、ボトムへ降りてター
ンを仕掛けますが!!
まっすぐ降りてターンをするというよ
りも!!!
「先のブレイクに合わせた」ボトムタ
ーンをすることが重要!!!
ボトムで小刻みなトリミングを入れて
タイミングを合わせるんです…
ターンのタイミングに合わせたトリム
から体重計の針を振り切るイメージで
重心を低くして踏み込みます↑↑
そのままレールを入れて波のトップへ
軸足ジャンプ↑↑
テイクオフから
ボトムターンのタイミングに合わせた
トリミング技術が重要ということです
…
ノートリムはこれができてから!!
ここで!!!!
■スピードを出す心得12
このブログを読んでくれましたか??
そもそも、真っすぐ降りるようなテイ
クオフの波では、統計学的に先のフェ
イスは丸くなっている事が多いです…
従って、テイクオフの時からこのよう
なカービンを入れるイメージ持って素
早く立つことが重要…
そして、カービングを仕掛ける為のボ
トムへ降りながら踏み込んで合わせる
練習が大事!!
「走り過ぎ」と言われたのであれば、
まず、やるべきことは!!!
テイクオフから先のフェイスを見極め
て、トリミングで合わせながら技を仕
掛ける練習が一番効果的です。
ボトムターンに囚われず、加重を掛け
た踏み込みでスピードを上げるマイン
ドが先…
意味、伝わりますでしょうか??
この状態が出来上がってくれば、ノー
トリムでも技を仕掛けられるように変
わります…
最後に私の口癖
「練習する順番を間違えるな!!」
この言葉で締めたいと思います…
先ほどの内容でボトムでの
「小刻みのトリミング」とは言いまし
たが、これは後ろ足軸でボードコント
ロールがしっかりできないと難易度は
高い技術です…
もし、できないようであればアップス
ンの乗り方を後ろ足軸で板をコントロ
ールする練習が必要になります。
上の写真のように
軸足ジャンプでハイラインへ上がり、
前足加重を抜いてボトムへ落とす練習
です。
2級合格を目指すのであれば、まずは
基本動作を作り上げることが道のりは
早いものです…
一人での練習は必ず限界がきます…
そう、感じたらスーパーストイックシ
ステムへお越しください…