テイクオフでボードを走らせるとは??
小波アップスン編6
たくさんの質問メールありがとうござ
います…
頂いたメールを全部ご紹介するのは難
しいので、ご了承くださいませ。
では、今日も質問に答えてみましょう
…
はじめまして、関西在住で15年の歴
ですがテイクオフの技術で悩んでいた
ところ、こちらのブログへ辿り着き、
その内容に圧巻されました。テイクは
波に押されて立つものだと思いこんで
日々練習していましたが力の無い波程
、立ってすぐに失速しています。この
現象で大きな気づきを得られました。
ボードを水平にしてパドルをすると波
の前に出る感覚になり素早く立つこと
ができました。ブログでは右手の押し
込みが重要と書いてありますが、本当
にそのとうりでした。
(グーフィスタンス)
しかし、この右手の押し込みが上手く
いく時と失速してしまう時の半々です
。ボードを下に押す時と、進行方向へ
押す時の違いがいまいち分かっていな
い状況です。
これについて、どのように使い分ける
のかアドバイスを頂けたらと思いメー
ルさせていただきました。
そして、もう一つ、悩んでいるのが、
テイクオフで素早く立ててもフェイス
がゆるい場合のアップスンが上手くい
きません。
上手い人はパンピングのような感じで
走っているのを見て、そのように練習
していますが、なかなか上手くできな
い現状です。サーフ歴が長い分だけに
もう一度、自分の乗り方を捨てて、上
手くなりたいという意気込みだけはあ
ります。以下省略…
メールありがとうございます…
このブログを読んでから上達意欲が強
くなったとのことで、嬉しい限りです
。
そういう方がたくさん増えてくれると
いいですね…
では、今日はテイクオフの
「右手で押し込むボードの角度」と
「力の無い波でのアップスン」のや
り方についてお話ししましょう!
お手本はミゲル↓↓
■Miguel Pupo
■身長:175㎝
■体重: 71㌔
■出身:ブラジル
【XERO FUSION】
■5’7×19 1/4×2 5/16 26.8㍑
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ミゲルとサミーは兄弟なのは有名です
が、兄のミゲルはブログ初登場となり
ます・・・
ブラジリアン特有のバネを生かした動
きで、兄弟そろって入賞を重ねていま
す…
では、さっそく
ミゲルのテイクオフから見ていきまし
ょうか…
と、その前に!!!
そもそも、このブログは世界のトップ
プロの技術を紹介しています…
従って、一般的なテイクオフやり方の
話しとは全く別のものであり、本気で
上級者を目指している方限定の内容だ
ということをご理解ください…
>ボードを水平にしてパドルをすると
波の前に出る感覚になり素早く立つこ
とができました。
この感覚を得られたことは大きな進歩
ですね…
ただ、ボードが波の前へ出たところか
らの「手の付き方」をもう一度見直し
てください↓↓
まず、上の写真の姿勢を床で真似して
ください↑↑
肩甲骨を寄せ肘を上に上げる姿勢の辛
さを体験する必要があります…
※ボードを凹ませるくらいの感覚で手
を付く意識で肘を上に上げてM字を作
ってください。
まず、この力を使って手を付かないと
後の動作に連動しないんです…
なぜならば!!!
勢い付けて手を付くことで、お腹を持
ち上げげながら身体を前に伸ばすこと
で、より右手に加重がかかります↓↓
手首が折れるくらい前に曲げ、腹筋と
背筋の力を使って身体を前に伸ばしま
す↑↑
※右手の甲よりも前に伸ばすこと
そして、最重要なことは!!!
「行きたい場所」を「見る」
そして、その場所へ身体を伸ばすこと
です・・・
>ボードを下に押す時と、進行方向へ
押す時の違いがまだ分かっていない状
況です。
いいですか??
見た先の「行きたい方向」へ身体を伸
ばすことで、右手の押し方も同じ方向
ということ…
速いブレイクは真横へ押し込む!!
遅いブレイクは岸側正面へ真下に押
し込む!!
つまり、身体を伸ばした方向に右手に
どう力が入るのかを考えるんです!
行きたい方向へ上半身を伸ばすことで
右手の押し込みが「連動」していくも
のです…
ここが非常に大事なことなので、もう
一度、よく聞いてください。
上半身を行きたい場所へ向けて伸ばす
ことで、右手の加重がよりかかり、加
速しながら立てます…
従って、右手の押し込みが弱く上手く
いかない時は、必ず、上半身が前に伸
びていないので右手の加重が逃げてし
まっています…
ここを見つめることで大きく変わって
いくものです!!
そして、この上半身を前に伸ばし、右
手に加重を掛けながら!!!
その「姿勢を崩さない」足の置き方を
連動させるんです
下の写真の姿勢を完コピしてください
↓↓
まず、前足を置くスペースは頭とお尻
の高さを均等にさせる姿勢が重要です
。
最小限のスペースで前足を置くことで
す…
この分部はみなさん無意識で足を付い
ているので、絶対的に見直す必要があ
ります…
前足を置く時に、少しでも頭の位置が
上がったり、下がったりするとお尻の
高さも連動して崩れてしまうものです
。
ポイントは、身体の軸を真っすぐの状
態でノーズ側へ重心を移行させること
です!!
この領域は、絶対にフィジカル強化を
しないと上手くできませんので、陸ト
レを重ねてから自分の足りない筋力を
アップさせてください…
いいですね???
では、テイクオフから後ろ足軸前傾姿
勢を取って構えました!!!
その、次の動作へ繋げていきましょう
…
>パワーの無い波でフェイスがゆるい
場合のアップスンが上手くいきません
。上手い人はパンピングのような感じ
で走っているのを見て、そのように練
習はしていますがなかなか上手くでき
ない現状です。
フェイスに力はないけども、ずーと張
っているような波は湘南特有ですよね
…
この時に
パンピングのように音をパンパン立て
ながら乗っている人を見かけることが
ありますね??
この乗り方の本質は、ゆるいフェイス
であっても、通常のアップスン動作と
まったく同じことを理解することです
…
※上級アップスン
まず、ボトムからトップへスピードを
上げるには、後ろ足の踏み込む力と左
手の動きを同時に使うことが重要↑
この力を使って前に飛び出すようにト
ップへ上がるのが「軸足ジャンプ」
身体は進行方向を向いたまま重心を低
くして、「前足加重」抜くことが難易
度が高い技術です↑↑
そして、進行方向を向いたまま!!
後ろ足でテールを回してボトムへ落と
します…
ゆるいフェイスほど、前足でボードを
落とそうとするとレールが引っかかり
ます…
スピードが付かないアップスンは難易
度が高いですが、基本技術は普段のア
ップスンとまったく同じです↓↓
この分部はいつもお伝えしている
「波のトップで前足で板を落としにい
かないこと!!」
この概念を理解してスケボーで練習す
ることが一番効果を出せます…
細かいことはこちらのブログで読んで
勉強してください
今日、一番お伝えしたいことを復習す
ると!!!
テイクオフで身体を進行方向へ伸ばし
てノーズ側へ重心を移行させる姿勢を
しっかりと取れれば、右手には加重が
かかり、ボードを「押す」ことが!!
「板を走らせるという概念」に変わる
もの!
いいですか!!!
この技術は
「分かっていてもすぐにはできない」
難易度が高い技術です…
一人での練習では必ず限界が訪れます…
限界を感じたら、スーパーストイック
システムへお越しください…
【XERO FUSIONの感想】
このボードは小さい波では必ず使って
いる。
直進性が強く、力の無いリップでも飛
び出すスピードが速いのが特徴!
安定性も抜群なので滞空時間でブレる
こともない。
日本の小波ではかなりスピードを出せ
るから上達練習には最適なんじゃない
かな。
このように伝えてくれました・・・
小波ボードでもハイパフォーマンスが
できる最新モデルがFUSION
今月の中旬の入荷してきますので、お
楽しみに!!