かなり寒くなってきましたね・・・
板は振り切ること!
スーパーストイックメンバーの中に
は、試合に勝つ為の練習をしたいと
いう志が高い方もいらっしゃいます
・・・
ワタシの理念ではサーフィンが
「上手くなる!!」
これは「試合でも勝てる技術」と同
じです。
今日はこの技術を練習すれば試合で
も勝てる!!!
このような内容でお伝えしてみまし
ょう。
来週、試合に出るMさんとの練習模様
となります。
:てんちょう、来週試合なんですが
点数を出す秘訣って何かありますか
??
そうですね、技を掛けるアベレージ
があるのであれば、その技のクオリ
ティーを上げた演技をするのが一番
良い練習ですね。
例えば、バックサイドのリッピング
をどのようにすれば、さらにクオリ
ティーを上げられるのか???
こう、考えた時に
まず
ジャッジ目線は大きなライン取りで、
スピーディーなアクションを求めてい
ます。
それは
深いボトターンで加速して板を縦に上
げて派手に返すという視点です。
では、ボトムターンを深くする練習を
すればいいのか????
Mさんはそのポイントではなく、まず
最初にやらなければいけないところは
「板を振り切る」ことです!!!!
このポイントが最初の練習方法と考え
ます。
なぜなら、まだ深いターンを練習する
技術まで到達していません。
練習には順序があります。
まずは
板をしっかりと自分で返し切るという
ことが先決です。
では
板を振り切るとは、どういうことなの
か?
下の写真の
「板のふり幅を見てみましょう」↓↓
波のトップに出た板の角度からボトム
に振るまでの距離を
「180度半円を描く」ように返すこ
とを練習するのが一番最初です。
なぜなら、板を上げてから返し切るま
での残像を残せるのが180度の振り
幅。
つまり
板の振り幅が180度以上なければ返
し切った印象をジャッジに与えられな
いので点数が伸びないと考えてくださ
い。
大抵の方は、板のふり幅が90度くら
いで着地をしています。
これではリッピングとは言えません。
板を振り切るとは半円を描いて着地す
るということです。
:なるほどです・・・
板を縦に上げることよりも、振り幅
のスピードと距離を上げる練習が最
初です!
:分かりました!!
:板を振り切る為の重要ポイントはな
んでしょうか??
まずは、波のトップからスープまで突
っ込む意識でマイナス気味に返すこと
をイメージするんです!!
この大事なポイントは波のトップでの
「目線」となります。
真下を見てはNG!!
スープ側を見るんです!!!!
いいですね???
とりあえず、この部分を意識してやっ
てみてください。
スープにつかまってしまうくらいの気
持ちで返しきってみてください。
:わかりました!!!
:その意識でやってみます!!!
※映像をチェック↓↓
上の写真の板の角度を見て、180度
半円を描いた×印はノーズが完全にス
ープ側へ向いていないとNGですね??
:はい、そのイメージで思いっきり返
しました!!!
おっ、しっかり半円を描いていますね
!!
いつもより、スプレーも上がっていま
すし、かなりいい感じですよ!!!
:本当ですか、嬉しいです!!!
後は、この板を半円で振り切るスピー
ドを上げる練習をしていくことで、さ
らにダイナミックなアクションに変わ
っていきます。
その練習意識は
視線をもっとスープ側を見て、
波のトップから両肩を回すスピードを
上げ、振り切った体勢を低く構える練
習ですよ!!!
:はい、いつも陸トレでやっている動
きをもっと素早くできるようにやり込
みます!!
陸トレの形が海で投影されるので、し
っかりやり込んでくださいね。
:てんちょう、一つ質問がありますが
いいですか??
はい、どうぞ!!
:このバックサイドのアクションです
が、実は自分の中ではかなり縦に上が
ったつもりでした・・・
:しかし写真を見るとぜんぜん上がっ
ていません・・・
:もっと縦に上げて半円を描きたいで
す。
実際の感覚と見た目のギャップを知る
ことが先決ですね!!
では質問
板を縦に上げる為の「根源」の動作は
どこだか分かりますか??
:はい
:ボトムから波のトップへ上がる時の
左肩の開き方をもっと大きくすること
ですか??
「根源」ですよ????
:んーー、ボトムターンのスピードを
上げるでしょうか???
「根源」ですよ!!!!!
ボトムターンのスピードを上げるには
どうすれば良いのか2000回はお伝
えしていますが…
では、もう一度
下の写真を見比べてください↓↓
板を縦に上げれる要因は板のスピード
と身体をひねるスピードを出すんです
よね??
そのスピードを出せる「根源」とは??
:すみません、大事なことが飛んでし
まいました。
:テイクオフから構える!!!
:構える重要ポイントの一つでもある
「後ろ足を深く曲げる」体勢を作るで
した・・・
そうですね、写真を見比べるとその違
いが一目瞭然ですよね。
ボトムでは、この後ろ足を深く折るこ
とで板のドライブと軸足ジャンプのス
ピードを出せるということを絶対に忘
れないことです。
練習するプロセスを飛ばすな!!!!
こう、お伝えしていますね。
:はい、「根源」が飛んでしまいまし
た。
:テイクオフから構えることを常に意
識してレールを入れ、アクションを掛
けていく練習をします。
その調子で頑張ってくださいね!!!
必ず、試合でも点数を上げていけます
よ!!!!
来週、頑張ってくださいね。。。
ということで。
練習とは、今の自分のレベルに見合っ
たことをやるのが理想です。
それでは!!!
今日の練習会模様をお伝えしましょ
う!!!
今日の天候は晴れのちくもり・・・
風は弱いオンショア
面がややざわつきまとまりに欠けた
波
波のサイズはハラ~ムネ
切れた波を捕まえて、走って1アクシ
ョン程度可能。
フェイスが張っている波ではアクショ
ンが仕掛けやすかったのでリッピング
の練習には最高でした!!
前頭でも話した、リップアクションは
板を半円を描くように返しきる練習で
す!!!
フロントサイドでもまったく同じこ
とになります!!!
しかし、
フロントサイドの方が、身体をひね
るのが難しくなるので基礎動作を意
識しながら乗ることが大切。
基礎動作とは「正しい立ち方」とな
ります。
後ろ足軸で板を押さえ込み、背骨を伸
ばした真っすぐの状態を作らないと体
をひねることが遅れてしまいます。
陸トレやスケボーをやりこまないこと
には、そう簡単に習得はできない難易
度がありますので引き続きやり込んで
いきましょう!!!
今日も良い練習ができましたね。
それでは本日も大変お疲れさまでし
た。。。
店置きストック含め、今年中にJSの
板が入荷するのかどうかもわからな
い状況となっています。。。
お待ちいただいている方には大変ご
迷惑をおかけしております。
誠に申し訳ございません・・・
状況がわかりしだいお伝えしますの
で、引き続きお待ち願います。