JSライダーHYFI2,0
に乗った感想5
MATEUS HERDY 編
エアーは誰もが憧れますが、基本動
作を身に付ける事で現実的にビジョ
ンが見えてくるものです。
リッピングの基本は、波のトッでの体
勢をしっかりと作り上げることが何よ
りも先決。
後ろ足加重9割でテールを押さえ込み
、上半身を上に伸ばす力を使えるよう
に肩甲骨を下げない体勢を瞬時に取れ
るようにクセ付けなければいけません
・・・
そして、その姿勢をもとに、前足のか
かとをお尻の穴の位置に引き付ける動
作。
このようにエアーと言っても、リッピ
ングの基本動作の延長戦上のことから
!
基本動作となる正しい立ち方を習得し
ていなければいけません・・・
ということで、今日もJSライダーの紹
介と基本動作をイメトレいしていきま
しょう!!
MATEUS HERDY
■身長:173㎝
■体重: 70㌔
■出身:BRAZIL
【HYFI2.0 XEROスペック】
5’8×18 5/8×2 1/4 26.5㍑
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ブラジリアンサーファーなので、超
人的なバネが魅力となる期待の星。
彼の基本動作を見ながら、リッピン
グ動作を繋げて説明していきますの
で勉強していきましょう。
まずは!!!
アップスンとは
基本姿勢と基本動作で乗ることです。
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ヒザは波側へ向き、骨盤は進行方向
へ向ける!!
この姿勢を取れて初めて、身体のね
じりが生じて、加重が普段よりもか
かり、そして上半身の先行リードで
波に乗れるように変わっていきます
。
このポイントがサーフィン上達の為の
「ブラックボックス」となります!!
※ブラックボックスとはJSモデルでは
ありませんので注意(笑)
このアップスンの動作を常に基本姿勢
と基本動作で乗る為にやらなければい
けないことは!!!
テイクオフから構えるというポイント
を突き詰めていくことで連動させる
動きを覚えるんです。
素早いテイクオフから基本姿勢で構え
ること。
そして、アップスンは
基本姿勢と基本動作で波の上下を使
ってスピードをつけること。
中級者以上の方は、この部分を本気で
見つ直して突き詰めていくことが、エ
キスパートになれる道にたどり着けま
す。
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逆に言えば、この連動動作ができなけ
ればエキスパートにはなれないという
こと。
1+1=2の法則です。
では、ここからは!!!
スーパーストイックシステムの実践編
をお届けしてみたいと思います…
今日はリッピングの練習となります!!
知識を得て、実践です!!
JSライダーのマテウス・ハーディのお
手本動作から見ていきます。
リッピングに重要なことはスピードで
す!!
そのスピードを出す為の動作はボトム
ターンからの軸足ジャンプで出すんで
す!!
正しい立ち方で作り上げた効き手の誘
導を先決に手の振りを強調。
その動作と後ろ足でジャンプする踏み
込みの力を上げることです。
そして波のトップでは正しい立ち方に
戻し!!
その姿勢のまま!!
前足のかかとをお尻の穴の位置に引き
寄せること。
フロントサイドのリッピングはまずこ
の分部を練習していきます。
そして、バックサイドのリッピングは!
フロントサイド同様にボトムターンか
ら軸足ジャンプで波のトップへ力強く
上がりながら、視線を必ずスープ側の
ポケットを見ること。
その体勢は
正しい立ち方に戻す意識で「見る」で
す。
そして、スープ側を見たオデコの下に
ノーズを返すこと。
前の手は前足の前に置く姿勢も忘れな
いように!!!
いいですね??
では、実践に入りましょう!!
今日の波サイズはセットで頭オーバー
少し早めのブレイクですが、テイクオ
フのスピードがあれば切れた波はたく
さん来るので技の練習は十分できます
。
がんばっていきましょう!!!
:はーーい!!
:がんばりまーーす!!!
おっ!!
さっそく良いレフト入りましたね。
バックサイドのテイクオフは左手の力
を踏んだんに使う為にも身体をフェイ
ス側に倒すのが鉄則!!
左手の押し込みが弱いと、板がボトム
へ降りていかずに巻き上げられてしま
います・・・
残念・・・
:てんちょーーー
:ただいま!!!
わーー、見ごとに真っ二つですね‥
:巻かれて上がったら、こうでした(笑)
:でも、こんな時の為にもう1本持って
きました。
:このHYFI2.0 XEROでチャ
レンジしてきます!!
※ここで説明しよう
HYFI2,0とは
EPSフォームにダイアモンド形状
のクロスを巻きあげ、ボードのしなり
を上げた特許グラッシング。
さらにカーボン投下をよりボードが
しなる角度と形を科学的に取り入れ
た近未来モデルとなったものである
。
:これで再度チャレンジしてきまーー
す!!
これ折ったら悲しすぎるので、気をつ
けてくださいね・・・
おっ!!
またまた、良いレフト!!
今度は足を付いてから後ろ足を前に
送り出しながら構えていますね。
いいかんじですよーー!!
そのまま基本姿勢を意識しながらボ
トムターン!!
波のトップではスープ側のポケットを
しっかりと見て、そのオデコの真下に
ノーズが来るように板を振り切ること
!!
なかなか、いい感じです!!
あとは
板を返した時の姿勢が高いので、前
の手を前足の前に置く意識を強めて
ください。
では、今度はライトの波。
テイクオフから構える!!!
ボトムターンから軸足ジャンプ!!
波のトップでは基本姿勢を保ち、前足
のかかとをお尻の下へ!!
少し、失敗ですね、、、
この失敗の原因はバックサイド同様に
、波のトップで視線がポケットを見て
いないので、正しい立ち方を作れてい
ません。
効き手の誘導を使って視線を意識。
見た場所へ板は着地します!!
この意識を強めると、波のトップでの
正しい立ち方を素早く作れます。
:はい!
:次からは視線をポケットに焦点を当
て効き手の誘導を意識します!!
:しかし、てんちょう、このXEROの
スピードが速すぎて視線が追い付かな
いのも事実です。
:まず、このスピードに身体が慣れる
ことが先決です。
ザラザラのシャークスキン加工のスピ
ードは凄いでしょ!!
:はい、さっき折ったエアー17とは
比べ物にならないスピードです。
スピードに慣れた時点で、レベルアッ
プしていますので、頑張っていきまし
ょう!!
ということで!!
このように、正しい立ち方をニュート
ラル姿勢にすることの重要性が伝われ
ば幸いです・・・
最後にマテウスコメント紹介!!
このHYFI2.0の一番の特徴は軽
さとスピードだ!
この写真の波はパワーが無くてコシ
くらい。
リップの崩れがダラダラでスピード
が付きにくい波。
通常、このセクションではレイバッ
クでスプレーを上げてフィニュッシ
ュだが、このHYFI2.0では飛べる
んだよ!!
最初は信じられなかったけど、飛ん
でるうちにこのHYFIの凄さをどんど
ん感じてきたね。
このスピードと軽さは今まで乗った
EPSの中では 桁違いの動きだ。
このように語っていました。