リップに当てに行って
あとちょっとのところで着地失敗・・・
上手くいく時もあれば、転んでしま
うことも多々ある。。。
成功率は波しだい・・・
悔しい・・・
どうすればいいのか・・・
このあたりで伸び悩んでいる方が非
常に多いのではないでしょうか??
今日はこの転んでしまうポイントを
改善していくお話し。。。
現在、自宅ワークの方もいらっしゃ
るかと思いますのでイメトレに使っ
てくださいませ・・・
仕事に差し支えない程度で(笑)
「てんちょう!!」
「自粛中は自宅でイメトレなどした
いので、リッピングで転ばない方法
を教えてください。。。」
エネルギーがあまりに余っているH
さんからの質問です。
:ハイ!!分かりました!!
:では、さっそく、リッピングで
転んでしまう原因を解明してみま
しょう。
前回のライディング映像を見なが
ら、ポイントごとに分析しますの
でよーく見てください。
まずは、2個手前が大事!!
崩れてきそうなリップに合わせなが
らボトムに降りるシチュエーション
。
効き手を前に出しながらボトムで板
を寝かせる準備をする体勢はバッチ
リのですね。
ここの仕掛け方ができているのかで
トップへ上がるスピードが変わって
いきます。。。
ここは意識しているのが伝わります
ので、完璧!!
次へ行ってみましょう。
そして、崩れてくるリップに合わせ
て軸足ジャンプ!!
ここも身体の軸が真っすぐになって
いて後足加重で板をコントロールで
きているのでGOOD!!
もう少し、後ろ足に加重をかける体
勢をとれれば100点!!
ここを次回、練習していきましょう
。
そして、次!!!
グッドタイミングで当てにいきまし
たね。。。
では質問!!!
Hさん
この時に何を意識していますか??
「そうですね・・・
効き手の振りと前足の引きつけです」
上の写真を見て、何か気がつきます
か??
「ん・・・」
「思っている以上に左肩が開いていま
せんよね??」
ハイ!!大正解!!
効き手を意識して前に出しています
が、左肩が残っているために腰が回
転していないということ。
腰が回転しないとどうなるのかって
ことですよ??
「上半身がひねれていないというこ
とですね??」
そういうことです!!
そして
上半身がひねれていないということ
は??
どのような現象を作ってしまうのか?
下の写真を見てみましょう。
左肩が開かないと上半身が反転でき
ない為に、後足加重が半減してしま
い、前足で板をボトムに落とそうと
します・・・
これが失敗する原因です・・・
板を返しきれずに転んでしまう原因
は100%このポイントになります
。
波のリップがタイミングよく板を押
してくれた時は、返る時もあります
。。。
しかし、それでは他力本願(笑)
波次第でのメイク率となります。
「足だけではNG!!」
過去のブログでもなんども書いてい
ますが、この前足で板を落とそうと
する動作を改善しないことには上級
者への道へは辿りつけませんよ!!
後足が効いていた場合、上の写真の
体勢でもノーズが刺さらないで着地
できるようにに繋がります・・・
上の写真の体勢から腰を少し回した
体勢をイメージすると分かりやすい
のではないでしょうか??
へその位置を岸側正面へ反転させた
体勢をイメージしてごらんなさい!
その体勢を作れば、後ろ足でテール
を押さえこめるでしょ??
このイメージ力がないことには、改
善できませんよ!!
これが、いつも言っている、ストイ
ックシステムのサーフマインド。
ほんとうに、惜しい感じですね。
あとちょと!!
「てんちょう、悔しいです・・・」
「リップの時に左肩を開けば改善で
きますか??」
その意識だけでもかなりメイク率は
上がっていきますよ。
まずは、左肩の開きを意識すること
ですね!!
「わかりました!左肩の開きを速め
る意識をします。」
「その後に意識することはあります
か??」
波のトップで上半身のひねりを完成
させた後は、下半身の動きを意識し
なければいけませんので、今日は、
特別にご紹介しましょう。
波のトップでは後足加重のまま、左
肩を開き首を下に折ることで、重力
に負けない停止の点を作れます。
ここは感覚の問題なので、この言葉
の意味を理解するには難しいかと思
いますが、放物線の頂上での動作。
この上半身の動きに合わせてボード
を身体に引きつけていきます。
つまり、「前足の引きつけ!!」
ここが重要なポイントです。
上の写真をよーく見てごらん↑↑
「自分のと比べるとはお尻の位置が
ぜんぜん違いますよね??」
そう、そう、左肩の開きの違いでこ
んなに差が出るんだよ!!
「なるほど・・・
ほんのちょっとの開きでこんなに変
わってしまうものなんですね。」
「左肩が開いていないと身体をひね
り切れていない為に、後ろ足に加重
がかからず、重力に負けてしまいお
尻が下がる。」
「結果、前足でしか板を返せないと
いうことですね。。。」
大正解!!!
上の写真を見比べるとあとちょっと
でしょ??
上半身をひねることで板を身体に引
きつけやすくなり、その体勢ができ
て始めて前足を折りたたむように身
体に引きつけられるということ。
前足の引きつけはかかとをお尻の真
下のもってくる意識です!!
この前足の引きつけと同時に後ろ足
でテールを波の裏側に蹴るようにす
ることで、着地も両足加重で押さえ
込めるように変わっていきます。
つまり、冒頭で話したノーズが刺さ
らなくなるということですね!!
では、では、今日のまとめといきま
しょう!!!
波のトップでは後ろ足加重を100
%作る意識が必要。
ここを作る意識は軸足ジャンプをし
ながら効き手を肩に付ける気持ちで
前に出すことが基本。
その効き手の動きに連動させて左肩を
開く。
でんでん太鼓法則ね。。。
この上半身のひねりに首を下に折る
動作を付けたすことが板を引きつけ
る最初の一歩。
そして、ノーズをお尻の真下にくるよ
うなイメージで前足を引き込む。
この形を取れれば、後ろ足でテールを
蹴るタイミングを見つけられるからね
。
そして、着地は必ず、「両足でハサミ
込む!!」
いいですね??
「ハイ。7千回聞いていますので、や
り込みます!!!!」
「今日はかなりのイメージができあ
がりました。ありがとうございます」
もうちょいだから頑張ってねーー!!
ということで、今日はリッピングで転
んでしまう原因を書いてみましたが、
大抵の方は波のトップで板を見たまま
の体勢でいます。
「板を見てはNG!!」
まずは、このあたりから意識してみて
くださいませ・・・
軸足ジャンプを練習し、波のトップへ素早く上がる。
基礎ができていないことには習得は不可能。