小波やパワーの無い波でのテイクオフのスピードの付け方!!
全力テイクオフ2
:てんちょう、こんにちは!!
おーー
Fさん、こんにちは!!
ブラックボックス3の調子はどう??
:はい!
:湘南のコシくらいの波には最高に調
子が良いです!!
ほんと!!
それは良かった。。。
:小波ボードの割に、レールが薄いの
でアップスンがすごくやり易いです。
:しかも、長さが5’6 1/2 にして
ベストでした!!
:カスタムして本当に良かったです
!!
:てんちょう、ところで、ちょっと聞
いてもいいですか??
はい。。。どうぞ!!
:こないだコシくらいの風波で練習し
ていたんですが、立ってから失速して
しまうんです・・・
:でも、近くにいたプロはテイクから
立つのが異常に速くて、何発も当てな
がら高速で走っていたんですよ。
:そんな時にてんちょうのブログを読
んだらドンピシャなことが書いてあっ
たので、聞きに来たんです・・・
おー、そうなんだ!
読んでくれたんだね!!
ありがとう。。。
:いつも勉強に使わせてもらってます
!!
:そのプロは
てんちょうが言っていたパワーの無い
小波でも立ってからのスピードがもの
凄く速かったので、そこの部分を詳し
く知りたいんです・・・
そっか・・・
難しいことを簡単そうにやるのがプロ
だからね!!!
立ってからが速く感じたのは、立ちな
がらパンピングで加速していたんだと
思うよ。
じゃ、おさらいとして、パドルから質
問していくので意識しているのかどう
か??
復習をかねてチェックしてみましょう
か??
:えっ!!
:いいんですか???
:嬉しいです!!!
:ぜひとも診断チェックお願いします
。
では、テイクオフのパドルの状態から
質問していきますよ!!
まず、下の写真を見てみ↓↓
:なんかアゴが付いていそうな体勢で
すよね??
そう、思うでしょ??
まず、この凄さに気が付かないとNG
なんです。
厚いうねりをフルパドルで追いかけて
いる時にボードが水平かどうかで、そ
の人のレベルがすぐに分かっちゃうん
だよ!!
ノーズと顔が近いのでアゴを付いたら
刺さっちゃう体勢なのが分かりますか
??
:そう言われるとノーズが見えないで
すよね・・・
だいたい、一般サーファーはノーズが
上がるからアゴで押そうとするでしょ
??
アゴで板を押すというのは、ノーズが
上がっている状態でパドルをしている
のでボードは水平になっていないとい
ういことに気がつかないと!!
パドルして板が左右にブレるのも、板
を水平の状態ではないから!!
感覚的な話しだと、フルパドルをして
いるとノーズ部分がなんか邪魔な感じ
がしない??
:します、します。
:なんかノーズ部分が浮いているよう
な感じなので、ムネで下に落とそうと
必死な感じです・・・
:でも、アゴを付くとてんちょうに怒
られるので、付かないように我慢して
います(笑)
でしょ??
アゴが付きそうになるというのは!
ボードが水平ではなく、ノーズが上が
った状態なのでブレーキをかけながら
パドルをしているので板が走らないん
だよ!!
そのパドルのビジュアルがとても
「かっこわるい」ので、なんとかしま
せんか??
いつも
お願いしているんです(笑)
まず、そのパドルの姿勢を改善するこ
と!!
へそ重心パドルを意識して、あと1セ
ンチくらい前に乗る練習から始めるし
かないですよ!!
:はい、腹筋の力を使えるバタ足の練
習からが最初の意識練習ですよね?
そういうことです!!!
※細かい話しは過去のブログを読ん
でくださいね!!
では、次に手の付き方をチェックしま
しょう。
上の写真は板が滑り出し、両手を付く
瞬間となりますが・・・↑↑
これを見て
何か感じることはありますか???
:なんか左肩が妙に上に上がっていま
すよね??
白線を引いたから分かりやすいでしょ
??
なぜ??
左肩が上がっているのか??
考えてみて!!
:自分は何も考えないでサッーと手を
付く感じです・・・
:なんででしょうか…
その思考ではNGですよ!!!
いつも言っている左手の力を使って
板に加重を掛けながら手を付くこと!
肘を真上に上げながら勢いよく付くこ
とで、より板に加重が掛るのが上の写
真の体勢。
そして、手を付くタイミングも重要!
「板が滑り出すタイミングと同時に手
を付く!!!!」
板が滑ってから手を付くのでは遅い!!
中級者以上の方は、このポイントが重
要!!
そう、
何度も言っていますでしょ???
どうですか???
:いや、てんちょう。
:自分は板が前に滑ってから手を付
いています・・・
:ワンテンポ遅いんですね・・・
そうでしょう???
板が滑ってから手を付くのは、、、
余裕がある波の場合のみ!!!
小波や速いブレイクではそのタイミ
ングだと遅いんですね。
肝心なことは
手を付く動作を
勢いを付けて付くこと!!
その
勢いを付けて手を付くと、上の写真の
ような体勢になるんです↑↑
顔が前を向いて、左手の付け根を見て。
白丸部分に全ての力を降り注いでいる
のが分かる???
左手の力で起き上がろうとしている体
勢なんです。
:分かります、肩の筋肉が張っている
ので、相当な力が入っていそうです…
勢い付けて手を付き、その力を爆発さ
せるように左手に体重を全て乗せなが
ら起き上がるんですよ!!
だから
板が滑り出したタイミングと同時に左
手で押し込む力を加えることにより、
板も走り続け、スピードを殺さないで
立てるという動作。
:んーー、左手の力だけで立っている
つもりでしたが、そこまではまったく
考えてもいませんでした・・・
そうだよね!!
たぶん
左手に100%体重を乗せ切れていな
いと思うよ。
じゃ、次に
この左手の付く位置はどのあたりかな
???
すぐに答えられる???
:ムネの横あたりですかね??
え”っーー??
ちゃんとブログ読んでますか???
パワーが無い波では、ボードが押され
る力も当然弱い為に、失速しながら立
つことを防ぐのが!!
左手の付く位置がこれ↑
通常よりもやや前側に手を付き、立つ
瞬間に
「ノーズの上がり」を防ぐために押し
込むことで、板の水平を保ったまま立
つ技術!!!
何度も、言っているけどなぁ…
:てんちょ、やっているつもりでも、
ここまではやっていませんでした・・・
パワーの無いコシくらいの波では、
ボードを押してくれる力が弱いので自
力でスピードを付けながら立たなくて
はNGだということは理解できるよね?
:はい!!
:この一連の流れが、どれひとつでも
できていなければ繋がらないんですね
。。。
:この前いたプロは、今、聞いた内容
をすべてやっていました・・・
そうだと思うよ!!
点と点を線に繋いでいかないとNGで
す。
頭の理解と身体の理解ではまったく異
なります。
じゃ、身体で理解するために
今、ここで陸トレしましょうか??
:いいんですか???
:是非ともお願いします!!!
陸トレ中・・・・
:てんちょう、自分が思ってた以上に
できていませんでした・・・
そうでしょ??
想像よりもはるかに全身の力を使うこ
とを体感するでしょ??
:はい!!
:これは相当にやり込まないとモノに
はできません。
:身体の理解がなければNGということ
ですね!!
そういうことです!!!
正しい陸トレをやらないと意味がない
って言うことも理解できるでしょ???
:はい!!
:今日、聞かなければ永遠にできなか
ったと思います(涙)
:いや、今日、聞いて本当に良かった
です・・・
じゃ、次は!!!!
そのテイクオフで両足がボードに付き
ました!!
そこからの立ち方が重要です。
難易度もどんどん上がってきますよ。
:はい!!
:よろしくお願い致します。
では、両足が付いてから、後ろ足で
ノーズを上げたパンピングでの加速
の掛け方となります!!!
ここからは長くなるので
次回のブログへ続きます・・・