バックサイドの正しい基本姿勢8
正しい立ち方編8
ここしばらく台風の影響で波が続いて
いますね。
気温も高くなってきたので嬉しい限り
。
上達練習に励みましょう!!
さて。
連日のブログでは
バックサイドの話しを続けて書いてい
ますが、フロントサイドでも基本的な
立ち方は同じことです。
前回のブログ
■後ろ足軸の作り方 でもお伝えした
本質は、「常に立った姿勢を後ろ足軸
で構えられる」練習をしてください!
この、後ろ足軸で素早く構えられるこ
とで、全体のライディングスピードが
大幅に変わります。
この基本は確実に作り上げる為にも、
何度も違う視点からお伝えします。
では、もう一度テイクオフから遡り、
足の裏が付いた時点で構えることがで
きるのか???
ここが、もし、できなければ!!
その先も後ろ足軸で波に乗れませんの
で、今日はストイックメンバーでの検
証様子をご覧ください。
:Hさん!!
:構える為には、構える為のテイクオ
フの技術論と筋肉の動かし方を勉強し
陸トレで何度も練習しましたね!!
:今日はその効果が実践でどのくらい
できるようになったのかを見ていきま
しょう!!
はい、かなり練習を積み重ね、実践で意
識できた感じはありますので楽しみです
。
検証、よろしくお願いします!!!
では
ジュリアンのテイクオフと比べて見な
がら検証してみましょう。
まず、テイクオフの手の付き方がと
ても重要です。
肩甲骨を寄せる意識で肘を真上に上
げることで、腕に全体重を乗せるよ
うに手をつくことで板に加重がかか
りスピードを出せます。
写真を見比べてみましょう↑↑
Hさんは、肘を上げる意識はしっか
りできています!!
ここはかなり頑張りました。
しかし、そもそもパドルの姿勢が違
いますよね??
ジュリアンの体勢は溝落ちが浮いて
います。
ジュリアンのパドルの姿勢で肘を真
上に上げると、どこに加重がかかり
ますでしょうか?
お腹ですよね??
そうですね!!!
つまり!!!
「へそ重心パドル」ができていないと
いくら肩甲骨を寄せて肘を真上に上げ
ても、ジュリアンのような高さまでは
肘が上がらないということです。
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まず、このポイントがすべて後の動作
に繋がってきますので、これから先の
話しに集中してください。
へそ重心ではない、ムネ重心で手を付
いた場合、次のような体勢になります
↓↓
上の写真の左手の肘の高さを見比べて
みましょう↑↑
Hさんの肘と比べるとよく分かるかと
思います。
ジュリアンの肘の高さは目の位置より
も上にあり、さらに後方側にあります
ね。
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※手を付く位置は同じ
要は、左手の力の掛け方がこの時点で
変わってしまいます。
すると、さらにどうなるのか??
身体を波側へ倒し、身体を前に伸ばそ
うとしても、この左手の加重が弱いと
思うように身体を前に出すことができ
ない現象を作るということです↑↑
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手の付き方、身体を波側へ倒す!!
この意識は感じ取れますが、前のめり
に身体を前に出せていませんよね??
このほんの少しの体勢の差で、立つ
スピードがまったく違ってきます。
そして、次↓↓
身体を前に出せない分、ノーズ側への
負荷が弱くなり、減速してしまいます
。
レールも波のフェイスに強く食い込ま
せることができない体勢となるんです
!!
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つまり、足を置きながらの加速が弱い
ということ。
ここまではいいですね??
では
そして次
前足が置くまで左手を離せない状態が
加重をかけ続けている定義にも反して
足を付いてしまっていますね↑↑
そして、両足がボードに付いた時点で
は、「後ろ足でレールを入れる」状態
で構えるんですが!!
Hさんは後ろ足の太ももを使って前に
加重をかけていません…
テイクオフの初速が弱いと、この動作
をする余裕がなくなります。
そして、今日の本題の構える姿勢は
「後ろ足軸前傾姿勢」を取ることです
が・・・
写真を見比べると、その姿勢の違いに
気づけることだと思います。
過去のブログ
テイクオフのスピードを付けながら、
後ろ足を置いた時点で太ももに力を入
れて板を前に送り出すように力を入れ
て前傾姿勢で立つことが、後ろ足軸で
立つという本質です。
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この意味を完璧に理解してください!
後ろ足を置いた時点で、加重を掛ける
体勢を作るんですよ!!!!!
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そして、ボトムへ降りた時には、ジュ
リアンはすでに、ターンへ入ってます
が、Hさんはまだターンには入れませ
んね↑
ほんの少しのテイクの技術の差で、こ
れほどの違いがライディングに影響し
てくるということですね。。。
では、ここで問題です!!!
まず、このテイクオフの一連動作を見
て、最初に練習して作り上げなければ
いけないポイントはどこでしょうか?
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このポイントに焦点を当てることがで
きるのかどうかが重要です。
しかし、Hさんとジュリアンの写真を
見比べてみると、かなり技術を意識し
て近づいているということは間違いな
いです。
最初にストイックに入会した時のテイ
クオフとは別人となっています。
年齢も40代後半で体力的にも厳しい
中での努力は凄いものがあります。
あと、ほんの少しの改善部分を理解し
て、へそ重心パドルができるように変
われば、テイクオフのスピードをさら
に上げられます。
そして、後ろ足軸前傾姿勢を取る強化
練習を断続的に行っていけば、板を縦
に上げられる日は近いということです
。
来期も目標に向かって頑張って欲しい
ところです・・・
スーパーストイックシステムでは、根
本から改善していく練習をしていきま
す。
従って、本気で上達したい方限定スク
ールということをご理解したうえで、
応募してくださるよう、よろしくお願
いします・・・
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それでは、本日の練習会模様をお伝え
しましょう。
今日の天候は晴れ
風はオンショア
波のサイズは肩~頭前後
時折、台風からのお化けセットも入り
若干、ハードコンディション
しかし、セット感覚が長く、小ぶりな
波をつかめば、1から2アクション可
能!!
各、コースの課題はあるものの、基本
的なテイクオフから後ろ足軸前傾姿勢
で構える。
このポイントはみな同じです。
そして、「正しい後ろ足の使い方」で
レールを入れて加速を掛ける。
この後ろ足の動かし方がとても重要で
す。
スピードを付けて、正しい後ろ足の使
い方を意識して技を掛けることが、完
成度をはるかにあげていけます。
そしてさらに
上半身のフォームの連動を崩してはN
Gです。
スーパーストイックシステムでは、各
コースの課題は異なりますが、基本的
な動作は全て同じ事なので、その部分
に焦点を当てて集中練習することで、
確実に根が太くなります。
今日はテイクオフのスピードを上げる
為には、一周回って、へそ重心パドル
ができないと壁に当たる。。。
この部分を体で理解できたことが大き
な発見です。
ということで、本日も長い練習時間と
なりましたが大変お疲れさまでした。