JSライダーXERO GRAVITYに乗った感想シリーズ8
小波でのリッピング
MADE DERA 編
マデはここでサポートを受けているん
ですね・・・
このJS BALI支店ではバリの波質に合
わせたボードを提供しています。
特に、バリはリーフブレイクが多く、
パワーがある波なので板の強度を保つ
為に、通常よりも厚いクロスとレジン
を多めにとったグラッシング仕上げが
特徴となっています。
大波に巻かれても折れない補強を重視
しているんですね。
日本の波では重すぎて扱いにくくなり
ますが、パワーがあるバリでは安定感
も増す事から重い板の方が好みなんだ
そうです。
MADE DERA
出身地:バリ
身長:170㎝
体重: 64㌔
【XERO GRAVITYスペック】
5’9×18 1/2×2 1/4 25.5㍑
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今日はマデの写真を使って小波リッピン
グをする為の根源的な話しをしていきま
しょう。
本題は
「小波で縦に当てるリッピング」を習
得する為に、やるべきこと!!!
その具体的なやり方の重要部分となる
後ろ足コントロールの「真髄」とは何
か??
ここから勉強していきます!!
本気の本気で上達したい人へ向けて
本気の内容となります。
では、いきますよ!!
集中して読んでください。。。
まず、ボトムターンから波のトップへ
上がる軸足ジャンプでは前足のレール
を抜くことが難易度が高いんです。
なぜならば・・・
ボトムターンで前足加重が強いと、そ
のまま前足の力でレールを入れてしま
い波のトップへ上がってしまいます。
中級者の方は
無意識的に、この動作を覚えてしまっ
ている人が8割となります。
そうなると、必然的に波に上がりなが
ら「前足のレールを抜く」ことができ
ません・・・
前足レールを抜くことができなければ
ボトム面をリップへ当てることも、ハ
イラインで板を返すこともできません
。
無論、板の振りも前足で下に落とそう
とするのでパーリングに繋がったり、
スプレーの量も増やせません…
だから、板を縦に上げられないんです
!!
ここを見つめて「後ろ足加重の真髄」
とは何か???
この分部をもう一度、真剣に考えて練
習することが上級者の道へと変容でき
ます。
このポイントを踏まえて、進めていき
ます・・・
まず!!!
「前足加重でレールを入れる、又は踏
み込む!」
このイメージで行うと、身体を前に倒
す感覚で加重を掛けていませんか??
そもそも
その概念がすべて間違っているんです。
正確な前足の加重の掛け方とは!!!
身体の軸を前に真っすぐ倒した状態で
後ろ足に加重を掛け、前足のヒザを内
側へ入れることで両足加重を作るとい
うのが基本的な加重の掛け方となりま
す。
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前足加重の概念はNGで、両足加重を
掛けるというのが本質です。
この話しは、今日で2000回目なの
で、理解できなければ過去のブログを
死ぬほど読んでください。
では、次に後ろ足加重を最大限に使う
為の基本姿勢をイメトレします。
「前傾姿勢後ろ足軸」とは・・・・
まずは、身体の軸を真っすぐ前に倒す
イメージから↓↓
極論となりますが、上の写真の体勢から
後ろ足だけで立つイメージをしてくださ
い。
前足はモモを上に上げるだけです。
そんなばかな・・・
そう、思いますでしょ??
では、ここから「陸トレタイム!!」
今すぐ
通常のスタスンで地面に立ってくださ
い。
そして、このマイケルのように身体を
前に倒し、後ろ足だけで立ってみてく
ださい。
片足でホールドできるくらいの感じで
大丈夫です。
できましたか??
はい、今の重心は後ろ側へ移行してい
ますね??
片足で立つと、負荷がかかるので腰が
後ろ側へと移行します。
やや、前に傾けてください。
最悪、補助として手すりにつかまって
もいいですよ!!
後ろ足軸とは、かかとに重心を置き、
身体を少し前に傾けるだけで加重がも
の凄くかかりますでしょ??
後ろ足首を曲げて力を入れていないと
前傾姿勢をホールドできませんよね?
この体勢で軸足ジャンプをするんです
!!
まずは、このイメージを持ち、体感す
ることで、この先の内容がしっくりと
きます。
では、実践イメトレです。
ボトムターンからの踏み切りは、先ほ
どの前傾姿勢後ろ足加重を作れば、必
然的にテール加重が倍増しノーズが上
がります!!!
ノーズの上がりに合わせ
「前足は折りたたむ」だけで波のトッ
プへ上がるイメージ付きますよね??
そして、後ろ足加重のまま、足首を使
って「テールを回す」
これが、軸足ジャンプとなります。
そして、軸足ジャンプをしながら、
先ほどの「前傾姿勢後ろ足軸」を保つ
ことが必要不可欠となります。
中級者のみなさんは
この動作を保てないから、波のトップ
で後ろ足加重が逃げてしまい板と身体
が離れてしまいます・・・
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じゃ、どうするのか??
ですね・・・
ここから難易度がさらに上がりますの
でさらに集中です!!
いきますよ!!
前傾姿勢軸足ジャンプで踏み切ったら
!!!
その姿勢を維持する為に、後ろ足のか
かとに意識を持って空中でヒザを曲げ
てテールの動きをコントロールするん
です!!
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何言っているのか分かります??
簡単に言えば、
単純にジャンプしながら後ろ足を曲げ
ればいいのです。
そうすることで、板が体に引き付けた
まま波のトップへ上がれます。
そして次!!!
その姿勢を崩さずに!!!
下の写真を見てください↓↓
ボトムターンから前傾姿勢後ろ足軸の
力で波のトップへ上がり、身体をねじ
るんです↑↑
「ヒザを曲げながらテールと足が離れ
ないようにコントロールすることがで
きれば、この体勢をすぐに取れるよう
になります」
この体勢の具体的なやり方は
上の写真の関節部分に力の入れ方を書
いておきましたので陸トレに使ってく
ださい↑↑
前傾姿勢軸足ジャンプで踏み切ったら
波のトップで、この姿勢を取る練習を
すれば、後ろ足軸をキープしたまま板
を返せるようになります。
軸足ジャンプでヒザを曲げて板が離れ
ないようにコントロールすることで、
波のトップでも後ろ足加重をキープで
き、上半身をねじることができるんで
すね。。。
今、お伝えしたことはサーフィンの基
本動作となりますので、アップスンで
もカットバックでもリッピングでも、
全てこの体重移動で行います。
なんとなく分かりましたか??
ここで、一言!!
なんとなくの理解は、理解していません
(笑)
さらに、理解を深め、完璧に理解して
ください。
次に、今日の本題となる小波でのリッ
ピング動作です。
浅めのターンからリップへ向けて板を
上げますが・・・
先ほど地面で前足を上げると最初は体
の重心が後ろ側へ移行しましたね???
上の写真の赤縦線を見てください↑↑
ボードの向きに対して体を前に倒して
いますね??
80度くらいでしょうか…
90度では、板と身体が離れます。
この身体を前に倒す姿勢を取り、後ろ
足加重に切り替えることで前足の力は
いらなくなるのが軸足ジャンプです。
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地面でやるとわかりやすくないですか?
前足はノーズの上がりに合わせて添え
るように折りたたむだけです。
まず、この前傾姿勢後ろ足軸の形を作
り波のトップへ上がってください。
前傾姿勢の目安は80度くらいですね
。
そして、その姿勢を波のトップで崩さ
ない事を意識してください。
前傾姿勢後ろ足軸を維持する為には!
Gに身体が負けないように効き手を前
に出し、肩甲骨を上げて背骨を伸ばす
こと。
意識することは、オデコをノーズに近
づけるように腹筋に力を入れることで
より、前傾姿勢を保てます。
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80度から45度くらいになっていま
すね??
波のトップで
この姿勢になれば、後は簡単に板を振
れるようになります。
この波のトップでの加重比率は後ろ足
9割となりますので、後は右手のアー
ムアクションで身体をねじれば!!!
後ろ足で板をボトムへ振れるんです!
アップスン技術でも、いつもお伝えし
ていますでしょ??
どうでしょうか??
陸トレで身体を動かすと、今日の内容
がしっくりきませんか??
もし、しっくりこない人がいたのであ
れば!!
スーパーストイックシステムへお越し
ください。
死ぬほど、やり込みましょう(笑)
では、ここからマデのグラビティの感
想をお伝えしますが、今日のイメトレ
内容を当てはめながら写真を見てくだ
さい↓↓
さらに理解を深められます。
マデ曰く、このグラビティはボトムタ
ーンが水面を浮いている感覚なので、
想像以上のスピードとなっていると興
奮しています。
※ボトムターンから前傾姿勢後ろ足軸
の切り返しポイントです↑↑
※身体が少し前に倒れ、後ろ足と真っ
すぐの姿勢になっていますね??
ボトムターンからスピードを維持するど
ころか、ロケットのような感覚で波のト
ップへ板が走るので凄いよ。
※軸足ジャンプでヒザが曲がり出す瞬間
の体勢を維持したまま、その姿勢でトッ
プへ上がっていますね↑↑
※ここが前傾姿勢軸足にするポイント
板の返しも、何も抵抗が無い状態なの
で、気が付くと返し終わっている状態
だ。ここは今までには考えられないス
ピードなんだ!!
※後ろ足で板を振り、両足で踏み込む
為にヒザをくっつけるイメージを持つ
こと↑↑
※前足の踏み込みは「両足で踏む概念 」
厚い波でも、パンにマーガリンを塗っ
ているような感覚でリップを舐めるよ
うに回転していくんだ。
軸足ジャンプの前傾姿勢をよく、見て
くだささい↑
気が付くと、板は勝手にスライドして
いて、さらに抵抗が無い状態で戻って
いるので、びっくりする。このチャン
グーの厚くなるセクションをガンガン
攻めていけるので最高だ。
※波のトップでは後ろ足加重を維持し
ながらアームアクションを使って体を
ねじる↑↑
マデのコメントと技術論を併用してみ
ましたが、
今日の「前傾姿勢後ろ足軸」を作る練
習をすれば、小波でも板を縦に上げれ
る根源動作というのが伝われば幸いで
す・・・
AUS年間最優秀ボード選出
【XERO GRAVITY】
実際にワタシ自身も、いろんな波で何
度もテストしていますが・・・
乗れば乗る程マデの言う、
「パンにマーガリンを塗っているみた
いだ!!!」
この表現が、もの凄くしっくりくる例え
です。
ホントに波の上を浮いてる状態でスピ
ードが付くので、水の抵抗を感じない
んです。
マーガリンのような塗るっとした感覚
で波に乗っている状態です。
そうすると、板の振りのスピードや返
しのスピードも水の抵抗を感じない分
、凄く速く振り回せます。
特にパワーの無い腹前後の波では、す
ぐにこの無重力を感じ取れて、いつも
スピードを出せないセクションでも、
スピードを出せるように変わります。
このボードは100%上達の手助けに
なることだと言い切ります・・・
今はまだ、世の中に出回る数が少ない
ので、この凄さは「知る人ぞ知る」と
いう状態ですが、今後、来年あたりは
1000%ブレイクすると断言できま
す。