
上級テイクオフを習得する為には??
テイクオフからスピードを上げる練習
テイクオフのパドルは波のコブに合わ
せて板を滑らせるだけで、力を抜いて
行いましょう!!
これは間違いありません…
従って、このようなイメージを持って
いる人も多いですが…
しかし、その意識が強い場合…
では、
厚いうねりを追いかける波や速いブレ
イクでのパドルは、どのように行いま
すか??
コブに合わせる軽いパドルでも素早く
立てますか???
って、言うお話しです…
いいですか!!
テイクオフのスピードを上げることの
最大の「本質」とは!!
波の中腹から立ち、板を踏み込んでス
ピードを出す動作を作ることです…
どんな波でも、この動作をする為のテ
イクオフを作り上げることが上級者へ
の道のりと考え、この部分を絶対にブ
レないことです…
テイクオフから立って踏み込む姿勢と
いうのは、このイメージ↓↓

厚い波や速いブレイクでもこのように
立つ事がテイクオフの本質と考えてく
ださい…
従って…
どんな波でも加重を掛けた立ち方を習
得する為には!!
出だしとなる、テイクオフのパドルか
ら見つめることができなければ習得は
できないと思うことです…
では、ここからは…
厚い波や速いブレイクでさえも!!
このような姿勢で立つ為には…
そもそものパドルのやり方を見直さな
ければ波に左右されてアベレージを上
げることができない!!!!
ここまで、遡って考えてください…
立ち方だけを見つめた練習をしても絶
対にできませんよ…
ということで!!
まずは、パドル!!!
そして、
この加重を掛けた立ち方!!
この話しをしていきますので、集中し
て読んでください…
今日のお手本は
【マテウス・ハーディ】
■身長:175㎝
■体重: 70㌔
【HYFI3.0 XERO GRAVITY】
■5’8×18 3/4×2 1/4 25.6㍑
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では、いきますよ!!
まず、下の写真のノーズを見てくださ
い↓↓

見えませんよね??
「ボードを水平」にした寝そべり方を
すると、水面からノーズが出たり沈ん
だりするのが物理的な視点となります
…
水平パドルは、これが「本質」です…
「へそ重心」を取り、ボードの水平を
身体全体の力を使ってコントロールす
る技術ができないとノーズが水面に沈
むと刺さってしまいます。
まず、この寝そべり方が重要です。
そして、次に!!
厚いうねりを追いかけた時には必ずノ
ーズが上がった状態になります…
ノーズが上がった状態では前に進む力
を妨げているので、必然的に腕だけの
力でパドルをしてしまいバタ付いてし
まうものです…
そして、あと少しで立てそうな瞬間に
ノーズをアゴで押し込む人も多いです
…
そんな経験ありますよね??
いいですか???
世界のプロサーファーでアゴを付く人
を見たことありますか???
ワタシは見たことがありません…
そうなるとですよ、厚い波を追いかけ
てもノーズの上がりを防ぐパドルを覚
えなければいけませんよね???
ここを見つめるんですよ!!
では、ここから実践へいきます…
まず、下の写真のアゴをよく見てくだ
さい↓↓
ノーズの上がりを押さえているように
見えますが、実際はボードにアゴは付
いていそうで付いてはいません↑↑
少し隙間がありますよね??
ポイントはアゴとノーズの位置関係を
見てください↑↑
ノーズが鼻先2~3㌢くらいにありま
すよね??
じゃ、2~3㌢ボードの前に乗れば良
いってことですが、そうではありませ
ん…
今の寝そべる位置は今よりも1~2㎝
くらい前に寝そべり、骨盤から足先で
テールを押さえながら「背骨を前に伸
ばす」んです…
アゴを付くとノーズは沈んでしまうも
のです。
そして、ここからよく聞いてください
ね。
厚い波ではノーズの上がりを沈めるに
はみぞおちで押し込むイメージですよ
ね?
ノーズが上がっているのにテールを沈
めるなんて逆効果になりますよね??
ここですよ!!!
いいですか!!!
厚いうねりでは
「テールを沈めるんですよ!!!!」
テールを沈めるとノーズが上がります
ね??
そうなると、ノーズの上がりを防ぐ為
に1センチ前に乗り溝落ちで沈めてボ
ードの水平バランスを取ることです…
こう言うと…
みぞおちを少し浮かせるのが正解です
よね??
この疑問が生じますが…
いいですか、そもそも、みぞおちをべ
ったり板に付けたパドルの姿勢と、テ
ールを沈めてみぞおちで押し込む姿勢
の違いを理解しなければいけません。
今のポジションより1センチ前に乗っ
て試してください…
骨盤から足先でテール側を沈められて
いないと前に乗れませんよ。。。
意味、伝わります???
そもそも、後ろに乗っているパドルで
はノーズが上がったままの状態なので
みぞおちで押し込んでも沈まないこと
が問題点です。
ここをよく、考えてください…
次にいきますよ…
この1センチボードの前に乗ったパド
ルをすると、当然、いつもよりも手を
付く場所が1センチ前になりますよね
??
爪ひとつ分くらいになりますが、これ
が重要です↓↓
そして当然、身体も1センチ前に伸びま
すよね??
ノーズよりに重心が1センチ移行する
と、さらに左手に加重が掛かるはずで
す↑↑
この状態になるとボードはいつも以上
に加速します。
つまり、言いたいことは、ボードの後
ろに乗っている状態では、左手の力で
ノーズを沈ませる力が弱いので加速を
かけていないんですよ!!
爪一つ分前に手を付くには、寝そべる
位置も1センチ前にないとこの動作が
弱くなるんです…
そして、さらに!!
左手の押し込みでボードの加速を止め
ないように足を付くんです↓↓
身体の向きを進行方向へ向けてボード
に加重を掛けた状態で!!
足の付き方を連動させるんです↑↑
ポイントは前足の置き方が重要…
腰の回転を使い、前足の太ももをお腹
に付けるようにヒザ蹴りをする感じで
「かかと」から置きます…
もう一度言いますよ!!
ヒザを内側へ向けてかかとから置くん
です!!
この動作は腰の回転を使わないとでき
ないんですよ…
そして
両ヒザをくっ付けるイメージで足を付
くんです↓↓
この足の置き方ができて初めて、冒頭
でお話しした、波の中腹で後ろ足軸前
傾姿勢を取り、「レールを入れながら
構える」ことで!!!
加重を掛ける立ち方ができるんです…
従って、ですよ!!
今日、一番お伝えしたいことは!!
この立ち方だけを見つめて練習しても
絶対にできませんよ…
パドルの流れから一つ一つ連動してい
るからこそ、この立ち方に繋がります
。
そして、おまけになりますが…
この立ち方ができて、初めて素早いア
ップスン動作に繋がっていくことにな
りスピードを出せる乗り方に変わって
いくんです↓↓
後ろ足軸前傾姿勢で立ち、後ろ足軸で
テールを回転させて波のトップへ上が
る軸足ジャンプができるようになるん
です↑
アップスンのスピードは!!!
「軸足ジャンプ」を覚えないことには
、どうにもならないということも理解
できますね??
つまり、テイクオフの立ち方がしっか
りとできなければ、アップスンの初速
を付けることができないというもの。
言いたいこと、伝わります???
じゃ、どうするのか??
厚い波や速い波でも、ボードを水平の
状態で立ち上がって踏み込むための、
根源動作となる!!
「パドル」を見直すんです!!
今日はマテウスのHYFI3.0グラビティ
の話しを書こうとおもっていたら、つ
いテイクの話しに熱くなってしまいま
した…
次回のブログでは、テイクオフからア
ップスンの話しを掘り下げながらマテ
ウスの感想もお伝えしたいと思います
。。。
最後に…
下の写真をよーく見比べてください↓↓
1枚目のノーズの上がりを押さえ込む
パドルではアゴとノーズの位置が近い
のに対して、2枚目の写真ではアゴと
ノーズの位置が遠くなっていますよね
??
ここですよ!!
なんでか分かります??
つまり、寝そべる位置は同じでもアゴ
を伸ばすのではなく、背骨と首をノー
ズに向けて伸ばすことで距離を縮めら
れるんです…
これができるからこそ、厚い波でも素
早いパドルで素早く立てる本質。
みぞおちだけでノーズを押していてる
パドルの姿勢では、そもそも背骨を前
に伸ばすことはできないことを体感し
てください…
そして、寝そべりながら背骨を前に伸
ばす力を使うには!!
骨盤から足先でテールを押さえ、腹圧
を掛けていないと背骨を伸ばせません
…
この力を使えるようになって初めて!
へそ重心とは、この姿勢のことか??
または、1センチ前に乗るってこのこ
とか??
そう、気づけるようになります…
難しいのが分かりますでしょ??