JSライダーMONSTA10に乗った感想シリーズ20
アームアクション4
KOBIE ENRIGHT編
今日も引き続きアームアクションの
お話しです。
コビーのバックサイドの写真動を見
ながらイメトレしていきましょう。
コビーエンライトは抜群のプロプー
ションですが、パワーはモノ凄くあ
るのが特徴の選手です。。。
そんな彼女のボードスペックは。
KOBIE ENRIGHT
■出身:AUS
■身長:178㎝
■体重: 58㌔
MONSTA10スペック
5’11×18 1/2×2 1/4 26.0㍑
---------------------------------
体重58㌔で26㍑では、オーバーフ
ローで上手くコントロールできません
が、世界の選手は板をでかくしても脚
力があるからこそ乗りこなせます。
通常、体重58㌔くらいの女性では
24㍑もあればかなり浮きますので、
この辺りを参考にしてくださいませ。
そして 、FINは
JSが一番のお気に入りだそうです。
このフィンはJSモデル全てに対応し
ているので、間違いありません。
それでは
さっそく、イメトレをしていきましょ
う。
そもそも
アームアクションとは、後ろ足加重を
キープして上半身のひねりの先行動作
として行うものです。
その為の最初の練習方法は、後ろ足軸
で乗れる為の効き手の使い方を覚える
ことが理想となります。
従って、今日も
この後ろ足軸と効き手を連動させる
お話しとなります。
バックサイドの効き手の
連動動作編
まず、バックサイドでテイクオフして
からボトムへ降りると、効き手は必ず
後ろ側へ引っ張られます。
100%引っ張られます!!
このポイントから解説しますので集中
して読んでください。
ますは下の写真をご覧ください↓↓
テイクオフからボトムへ降りて、レー
ルを入れるとGが後ろ側へ掛かるので
100%効き手は後ろ側へ引っ張られ
ます。
そうしないと転んでしまいます。
そして
その体勢から波のトップへ上がります
が、その時に効き手を前に出しますよ
ね?
ここが重要なのでよく、聞いてくださ
い。
その効き手を前に出す目安が!!!!
効き手の肘を外側のレールまで前に伸
ばすんですよ↑↑
なぜ??
いつも、このポイントを強調するのか
と言いますとですよ。
最初に申し上げた
後ろ側へ引っ張れた効き手を前に出す
意識だけでは、せいぜい岸側くらいの
向きまでしか出せていないからなんで
す。
------------------------------------
前に出しているつもりでも、実際には
岸側くらいになってしまうんです。
ピンとこない方はもう一度下の写真の
右手の位置をご覧ください↓↓
このくらいの効き手の位置でも波の
トップへ上がれちゃうんですね。
この効き手の位置で波のトップへ上が
ると板は縦に上がりません…
なぜでようか??
では、今度は、写真の左手を見てみま
しょう↑↑
スープ側へ向いていますね。
何が言いたいのか分かりますか???
実践スクールでの話しになりますが、
みなさんは効き手を前に出しているの
ですが、ほとんどの方は岸側くらいし
か出せていないのが現状です。
当人は、かなり前に出したつもりらし
いのですが・・・
実際は、まだまだ前に出さなければい
けないんですね。。。
なぜ、この感覚となるのかと言いうと
先ほどの話し、効き手が後ろ側へ引っ
張られますよね??
そのポジションからだと、そうとう意
識しないと前に出せないということな
んですね。
従って、効き手を前に出す目安は!!
「肘を外側のレールまで伸ばす」意識
がないと前に出せないんです。
でっ、先ほどの左手の位置の話しに戻
ります↓↓
左手をスープ側へ向けて上げることが
身体の軸を波側へひねれるということ
で板を縦に上がれる条件です。
そうすると!!!
右手を想像以上に前に出さないと、左
手をスープ側へ上げることができませ
ん!!
もう一度言いますよ!!
いいですか、板を縦に上げたいのであ
れば、左肩をスープ側へ開くことが鉄
則です。
時計の針で言えば、「10:00」の
位置まで上げるんです!!
その為には、効き手を前に出さないこ
とには、どうにもならないということ
!!
10:10の法則ですね。
いいですね???
まずはこの段階を忘れないように頭に
叩き込んでください。
そして、このアームアクションをする
ことで、後ろ足に加重がズトンと乗る
んです。
そうしたら!!
左肩を真上に引っ張り上げる力と、後
ろ足首でテールを回転させる力を同時
に行うことで板の軌道を縦に変えれま
す。
-------------------------------------
これが、「軸足ジャンプ」です!!
この時の前足は板の軌道に合わせて
「かかとで軽く押さえるだけ」で折
り曲げるだけです。
これが、
「軸足ジャンプの踏切り方」
前足の使い方は!!!
ジャンプしながら前足のかかとをお尻
の穴の位置まで折りたたむことで、身
体がねじれて後ろ足9割で波のトップ
へ「レールを抜いた状態」で上がれま
す。
つまり、板のボトム面をリップにヒッ
トさせる前足の折りたたみ方は、かか
とをお尻の穴に持ってくる意識です。
言いたいことが上手く伝わっています
か??
次に行きますよ!!
そして波のトップでの体勢を意識!!!
頭を下げ、M字開脚を作ります↓↓
頭を折ったおでこの位置にノーズを返
す意識でM字を作ってください。
ここは、もう覚えましたでしょ???
「おでこの下にノーズをどうやって返
せばいいんですか??」
という、ご質問をいただきましたが、
左手をおでこの下まで、フルスウィン
グします!!
あくまでも波のトップで後ろ足加重を
キープできていれば、左手の振りの動
きに合わせて後ろ足でテールを回転さ
ながら前足をおでこの下に振るんです
。
これが、「振り子の原理」となる両肩
の使い方です。
下の写真を見てみましょう。
この体勢から↓↓
おでこの真下に左手の振り切るイメー
ジをするんですよ!!
そうすれば必然的に前足もおでこの下
まで来ますよね?
そして、おでこの下にノーズが来る
ように板を返すことで↓↓
ボードと身体の重心がピッタリ収まる
為に、板を振り切っても身体はブレな
くなります。。。
どうでしょうか??
イメージはできますか???
では、最後にもう一度、今日のポイン
トを復習して終わりにします。
バックハンドでスピードを出そうとす
ると、後ろ側へGがかかるので100
%効き手が後ろへ引っ張られます↓↓
だから!!
その後ろ側へある効き手を180度
前に伸ばした形を取る練習を絶対に
して欲しいんです。
----------------------------------
写真の効き手を良く見ると180度
動いていますでしょ↑↑
ここが、「前に出しているつもり」
になっている方が非常に多いので、
板が上がらないんです!!
だから!!!
その効き手を前に出す目安として!
「効き手の肘を外側のレール」まで前
に出すことを意識練習してくださいよ
!!!!
と、いうのが今日の一番伝えたいこと
です。
板を縦に上げたいんですよね???
今日はこのへんでおしまいです…
【MONSTA10のコメント】
コビーは
モデル体形でありながら、パワーを
出せる力の根源となる、体幹力をか
なり鍛えているそうです。
板を押さえ込む力を太ももを意識し
ていると言っていましたが、股関節
の可動域で締め付ける力が重要とな
ります。
この力は、関節の柔らかさが無いと
できません。
基本を作り上げる意識は、まずは身
体の柔軟性を作ることが最初です。