JSライダーMONSTA10に乗った感想シリーズ12
テイクからアップスン
MARCO MIGNOT編
アップスンでスピードを出す為にはど
うすれば良いのか??
こう、考えた時に、一般的な答えは
「レールを力強く入れること!!」
このような回答が多いですが。
では、どのように力強く入れますか?
「両足で板を傾ける!! 」
こう、答える人もいるでしょう。
しかし
その答えだけでは、NGです!!!
今日は上級編のテイクオフ!!
そしてアップスンのレールの入れ方!!
この二つを違う視点からお伝えしまし
ょう。
まず、今日のお手本はマルコ!!
MARCO MIGNOT
■身長:179㎝
■体重: 73㌔
■出身:FRANCE
【MONSTA10スペック】
5’10×18 3/4×2 3/8 27.2㍑
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先日行われたQS戦で見事優勝しました
。
ヨーロピアンの中ではトップレベルで
す。
彼曰く、
「サーフィンではすべての筋肉を意識
的に動かせることで軸がブレずにスピ
ーディーに乗れ、尚且つしなやかさと
パワフルさを融合させることができる」
「内臓も意識的に動かせるくらいにな
るとゾーンに入れ、最高なパフォーマ
ンスができるんだ!!」
「その為には、毎日、全身の筋肉を意
識敵に動かすトレー二ングは欠かさな
いことだ。」
「例えば、リッピングの板の返しの時
、足の指から頭の先までの筋肉を意識
することで、フォームが乱れないよう
になり、最高な演技ができるんだ!!」
「強風に耐える柳の木をイメージする
感じかな・・・」
「身体全体の筋肉を意識することでバ
ネにもなるんだ!!」
このようなコメントしていますが、こ
れはかなり重要な内容です。
要はスピードを出す為には、身体の筋
肉をすべて意識的に動かせるくらいの
感覚を作り上げることで運動神経と反
射神経を鍛えられるというもの。
とっさの動きに素早く対応するための
トレーニングですね。
内臓までくると、鶴太郎か!!
そんな感じになりますが…
アスリート的な感覚では全身の筋肉
を意識的に動かせるのは当然のこと
です。
今日はその筋肉視点でテイクオフから
アップスンの動作をご紹介してみます
が、あくまでも上級編です。
写真を1つずつ見ながら読んでくださ
いね↓↓
波を追いかけるパドルが重要といつも
お伝えしてますが、板の水平を維持す
る事で、テールの滑り出しをキャッチ
する感覚が大事。
この感覚を、身体のどの部分の筋肉で
キャッチするのかということですが…
そのキャッチする部位が
腹筋、恥骨(お尻の筋肉)、そしてモモ
筋を使うことで、テールの滑り出しを
キャッチできるんです。
その筋肉がボードに接地して、力を使
っていること。
みなさんはテイクオフのパドルで
腕の力で漕ぎ、ムネで板を押して滑ら
せていませんか??
その感覚では、腕とムネの筋肉しか使
っていない為に、テールの滑り出しを
キャッチすることはできないんです…
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テールが押されるのをお腹から足先
でキャッチできるからこそ、板は水
平のまま滑り出すことを理解して、
そのパドルを改善しようと頑張って
欲しいのです。
何度も言いますが、板が水平に滑って
いるからこそ、肘を真上に上げたM字
の体勢で手を付くことができるんです
よ。
上の写真を見ると、ノーズの向きはボ
トムへ向いていないので、板が水平に
なっているところをチェックしてくだ
さい。
波の前に出る感覚を作るんです!!!
では、テールが押された感覚をキャッ
チできた時のM字の手の付き方を説明
します。
背筋の力で肩甲骨を寄せて肘を真上に
上げます。
この体勢を取ると、腹筋からモモ筋で
板を下に沈めるように力も加えられま
す。
簡単言うと、両手を上げても板に加重
をかけている状態を作るんです!
そうすることで、板は失速をしません
・・・
この分部を無意識にならないように、
普段の手の付き方を改善する意識を持
ってください。
そして、手を付いたら↓↓
左手の付け根の筋肉を意識します↑↑
左手で板を押し込む力とは、付け根の
筋肉を頬に近づけるようにねじるんで
す。
この体勢を陸でマネしてみると、片手
腕立て伏せのような体勢になります。
かなりの力が必要ですよ。
この力を使い板を下に沈め、そして、
身体前に伸ばします。
板に加重が掛かったまま、足を置くん
です!!
次に、足の置き方。
【後ろ足の置き方】
ヒザを外側へ向けながら股関節を内側へ
絞る力を使い、デッキに踵と親指を押し
付けるように足を掛けます。
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【前足の置き方】
もも筋を使いムネに近づけるように引
き付ける意識でかかとから置くんです
。
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※ヒザ蹴りをするような感覚が重要で
す
あなたは前足を置く時に、モモ筋を使
いムネに引き付けるように折り曲げ、
かかとから置いていますか??
サーッと飛び乗る感じなので、分かり
ません・・・
こう、答えた方は、モモ筋を使い切れ
ていませんのでモモ筋を意識するんで
す!!
このモモ筋を使うのは、結局、股関節
を絞るという動作が重要になってくる
んですね・・・
では、次に!!!
両足をかかとから付きましたが、どの
ような意識で立つのか???
みなさんは無意識で立っていますよね
??
その立ち方を改善します↓↓
効き手を上に上げる力と股関節を締め
付ける力で、後ろ足で板を傾けるよう
に前傾姿勢で立つんです!!
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さらにですよ!!
後ろ足首をグリッと回転を掛けること
で、板を横へ向けることもできるんで
す!!
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早めのブレイク程、この立ち方ができ
ないとボトムへ落ちてしまいます。
上の写真のように、レールを後ろ足で
入れながら立つことで、波のトップへ
上がることができます↑↑
これが、立ちながらの軸足ジャンプで
す。。。
軸足ジャンプの姿勢↓
後ろ足のかかとが浮いていますね↑↑
ジャンプしてフワッとなり、レールを
抜いた瞬間は無重力となります。
つまり、最初の話しで申し上げた、レ
ールを入れるとは!!
板を両足で傾けるだけの話しではな
く!!!
足首の回転とヒザの屈伸、さらに上
半身のねじりを使ってレールを入れ
るんです!!
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その反発でレールを入れてジャンプ
しながらレール抜く技術です。
上手く伝わりますかね…
では、次は軸足ジャンプから波のトッ
プへ上がった時の動作を少し繋げてみ
ましょう。
軸足ジャンプとはレールを抜いた無重
力の状態で波のトップへ上がります。
そして、ボトム面を意識した着地をす
ること。
この意識を持つことで、反対側のレー
ルの切り返しが素早くできるようにな
ります。
そのレールの切り返し方は
波のトップでのボトム面の着地から、
右手を前に出し、左肩を開き、へそを
進行方向へ向ける姿勢を取ることです
。
この体勢を取ることで!!!
身体のねじれが生じて、後ろ足加重9
割になり、逆レールで板をボトムへ振
れるんです。
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波のトップでこの体勢を取れるからこ
そ、後ろ足軸でボトムへ板を落とせる
ように変わります。
簡単な話しにすると、正しい立ち方が
できていれば、ボトムへ板を振ること
は容易になります。
板をボトムへ振る目安は大きく振るこ
と!!
なるべくノーズの向きを砂浜側へ向け
るように板を振ることで、次への反発
が大きくなります。
このように波のトップでは反対側のレ
ールを切り返すことがアップスンの基
本動作。
この動作をレールワークと言います。
最後に復習です。
アップスンでレールを力強く入れると
は!!!
まずは、素早いテイクオフから構えて
波のトップへ上がる軸足ジャンプを覚
えることが重要。
そして、波のトップではレールを切り
返せる体勢を作り、あくまでも後ろ足
で板をボトムへ落とすイメージを持つ
事が重要。
アップスンで正しい姿勢で後ろ足のレ
ールの出し入れを覚えることで、ボト
ムターンでのレールを入れる動作に繋
がっていくんです。
なぜならば、深いボトムターンでは後
ろ足でテールをねじり込む力が重要。
前足は後ろ足のねじりを強化させる補
足動作となるからです!
今日はマルコが言った、使う筋肉を意
識することに沿った、マニアックな内
容でお届けしてみました。
正しい立ち方を全部の筋肉を意識でき
る力強い立ち方にする必要性を感じと
ってくれたら幸いです。
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必ず見えてくるものがあります。
この根源的な練習をしたいのであれば
スーパーストイックシステムへお越し
くださいませ。
陸トレやスケボーを使いながら、みっ
ちりと練習します・・・
【マルコのMONSTA10の感想】
板のことはすべてジェイソンに任せて
いるので、渡されたモノを乗りこなし
ているだけだ。
この板を渡された時には、衝撃的だっ
たのを今でも覚えている。
最初は、波の上を浮いている感覚に身
体が付いていかなかったので、その動
きに慣れるまで全身の筋肉を集中させ
たくらいだった。
そうするとターンをした時に
ボトム面から大量の水が渦を巻いてい
るように流れていくのを足の裏でキャ
ッチできる。
まるで、筋斗雲に乗っているようだ…
このようにコメントしています。
「ボトムの水の流れを足の裏で捉える」
このくらいの感覚を鍛えるには、竹踏
みが最高ですよ!!
足の裏を刺激することで、感覚が鋭く
なっていきます。
ちなみにマルコは日本のアニメがとて
も好きなんだそうです(笑)