JSライダーXERO GRAVTYに乗った感想シリーズ13
バックサイド編
KAULI VAAST編
小波でリッピングのキレを出す為には
ボトムからのスピードが重要です。
その、スピードの出し方がレールを入
れる前の姿勢を正すことが最初の練習
方法とお伝えしました。
では、バックサイドではどのような姿
勢を作り上げるのか??
今日はこのポイントをご紹介しましょ
う。
今日は2回目の登場となるKAULI
KAULI VAAST
出身地:タヒチ
身長:176㎝
体重: 77㌔
【XERO CRAVITYスペック】
■5'9×19×2 3/8 27.8㍑
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では、さっそくバックサイドの最重
要の姿勢を下の写真で見てみましょ
う↓↓
この写真を見ながら、自分自身がこの
姿勢で波のリップを見ているイメージ
を作るんです!!
ヒザを曲げ、効き手の肘を外側のレー
ルまで前に出し、「低い姿勢」で「リ
ップを見ている」状態を「同化させる
」ことです。
これを頭に焼き付けてください!!
陸トレでも、この姿勢を常に作りあげ
るんです!!
「完コピ」してください。
では、さっそく本気のあなたへ!!
今、鏡を見ながらこの姿勢を取ってみ
ください。
鏡の前ですよ!!
取りましたか???
はい!!
その姿勢ではNGです。
先ほどの写真と比べて見てください。
まず、お尻の位置が後ろ足のかかとの
上にありますよね??
そして、後ろ足のかかとが浮いていま
せんか??
いいですか、よーーく、聞いてくださ
いね。
レールは「前傾姿勢後ろ足かかと軸」
の姿勢で入れるんですよ!!
お尻がかかとの上にあったら、重心が
後ろ側へ移行しているので前傾姿勢で
はないですよ!!
これ言うの、7000回目ですが(笑)
ぜんぜん、理解していないじゃないで
すか!!
まず、その部分を常に頭の中でイメー
ジしなければ、絶対にできませんから
ね!!
「陸でできないのに海でできますか??」
実際の海では、スピードが付いている
ので、もっとモモ筋に力を加えないと
前傾姿勢にはなりませんよ・・・
いいですね!!
まずは、陸でこの姿勢を
「前傾姿勢後ろ足軸」を作れるように
練習してください。
※後ろ足のかかとに軸を置くこと
では、次に!!!
実践編では、この姿勢を取る前の動作
が重要となりますのでご紹介しましょ
う。
1個手前の法則を使うことを常に意識
してください↓↓
フロントサイドと同様に、ボトムへ降
りる一個手前の姿勢から正さなければ
いけないことも、もう、理解していま
すよね??
「効き手」と「後ろ足」に意識を集中
させながら正しい姿勢を作るんです。
ここで一番重要なことは!!
後ろ足のヒザの内側をボードに付ける
くらいの感覚で深く「曲げる」練習を
一点集中することです。
上の写真を見ながら「完コピ」してく
ださい↑↑
このくらい曲げないといけないのか?
ますは、そう思うことが大事です。
この後ろ足を深く曲げることで、ボト
ムターンに入った時
先ほど陸で取った姿勢
「前傾姿勢後ろ足軸」でレールを入れ
られるように繋げていくのが重要です
。
レールを深く入れる為には
「ボードを傾ける」意識を持って、正
しい姿勢で行ってください。。。
やりかたさえ分かれば、もうできます
よね??
できるまでやり込むことが本気ですよ
!!
一応、後の動作も繋げてみますが…
ボトムでの姿勢を前傾姿勢後ろ足のか
かとに軸を置いているからこそ、波側
へ身体を開いてリップを「見る」こと
ができるんですね↑↑
かかと軸で上半身を前に倒すことが軸
足ジャンプの根源動作です。
そして、軸足ジャンプで踏み切りなが
ら上半身を反転させてトップへ上がっ
た時には、両手を「M字」の形を作る
おんです。
波のトップでも後ろ足のかかとでテー
ルを押さえ込んでいるこが絶対条件で
す。
そして
「おでこの下にノーズ」がくるように
板を振り切ることで、スピードとスプ
レーの量もあげていけます。
着地も前傾姿勢後ろ足かかと軸で板を
両足ではさみ込みます。
このような、流れとなりますが・・・
今日の課題はコレ↓↓
ボトムでこの姿勢を作りげる為の
「陸トレ&スケボー練習」
そして実践で意識することは
素早いテイクオフからこの姿勢で構え!
ボトムへ降りるまでの、段階姿勢とし
て、後ろ足のヒザの内側がボードに付
くくらいの意識で「深く曲げる」こと
です!!!
この動作を意識練習することで、リッ
ピングスピードが桁違いに上がるとい
うことですよ!!
もう、頭の中に叩き込みましたね??
やれば、必ずできるようになります…
がんばって習得してください。
最後にKAULIのコメントです。
このXERO GRAVITYはオフショアが
強くても板がまったく煽られないスゴ
イボードだよ!!
普通は板を重くして風に煽られないよ
うに対応するのだけど、そんな事をし
なくてもまったく問題なく攻められる
んだ。
パワーが無いセクション程、浮きのス
ピードが凄いので、このボードが本領
発揮するのを感じ取れる。
MONSTA10とこのXERO GRAVITY
があれば、来年も間違いなく上位ラン
キング入りは確実だよ!!
年間最優秀ボード選出
【XERO GRAVITY】
ワタシ自身
このXERO GRAVITYが気に入ってし
まい、いろんなスペックでテストして
いますが、結果はMONSTA10と同じ
スペックでもぜんぜん大丈夫というこ
とです。
パワーの無い風波の腹前後や、面ツル
の胸から肩くらいの波でも試してみた
のですが、楽しく乗れます。
MONSTA10との一番の違いは…
このXERO GRAVITYの方が
「前に出るスピード」がケタ違いに速
いです。
特に、うねりに戻りかけの厚い波程
どんどん前に進んでいき、うねりの
向こう側へ「浮いたまま」辿り着く
感覚です。
この体感をすると、ボードが本当に
「浮いている」感じでまさに
「無重力」状態となります。
そして、リップアクションのスピード
はMONSTA10程キレはありませんが、
通常よりも少しレールを細くカスタム
しているので、切り返しスピードを上
げています。
ヌルッとした感覚でスピードが付くの
であっと言う間に板が返り、水の重さ
を感じないのが凄いです。
さすがに最優秀ボードに選ばれるだけ
の動きを体感できます。
■上級者は
腹前後のパワーの無い波にベスト
■中級者は
オールラウンドで使用できます。