サーフィンでは、深いボトムターン
を極めるのが一番難しいと言っても
過言ではないでしょうか。。。
プロになってから深いターンを練習
していくのがプロセスとなっており
、自分に足りないバランス感覚や筋
力を鍛えなくては始まりません・・・
世界のトップサーファーはどれほど
深いボトムターンをしているのかを
このページで勉強していきましょう
!!
ミックとケリーの究極のボトムター
ンです。見た瞬間ヤバい!のが分か
りますね。
上半身を寝かせて水面に肘がつきそ
うなこの態勢・・・
陸の上でマネしてみたらわかります
が、強靭な足腰の筋力が必要です。
二人とも態勢は似ていますがケリー
の方が若干、前加重の体勢なのでレ
ールの接地面がやや多いです。
前傾姿勢がミックより低いというこ
とは、ボードを押えるパワーがミッ
クより勝るということですね。
さすが神様・・・・
これがケリーの強さの秘密です。
では、どれくらい深いのか?
これは波のフェイスからどれだけ離
れているのかで決まっていきます。
上の写真はJSライダーのダスティ
・ぺインです。
波のフラットの位置でのターンと
なります。
これだけ波に離れるのが究極のボ
トムターンという訳です。
上の写真はJSライダーガール。
サリーフィッツ・ギボンズのボト
ムターンです!
波のフェイスが張っていると、どう
しても離れられない気持ちになって
しまいがちです。
つい、フェイスの斜面にレールを入
れてアップスーンして加速したくな
る衝動が走ってしまいます。
そこをグッと我慢してボトムに降り
る心がまえがとても大切になってき
ます。
大きなライン取りのサーフィンをし
たければ、横走りのくせを取り除く
ためにも、ボトムターンを常に意識
しながら変えていかなくてはいけま
せん。
写真を見るだけでもWCT選手のボ
トムターンが、どれだけ凄いのか
がお分かりになると思います。
自分には無理とあきらめずに、少
しでも近づく為にイメトレから始
めてみます。
スーパーストイックシステムはま
ずはその動きを頭の中で完璧にイ
メージができるように作り上げ、
そして陸で練習していきます。
正しいをフォームを完璧に作り上
げそしてスケボーで練習。。。
スケボーで身体に「理解」させて
から海での実践となります。
この3段階方式で練習すれば、通常
の3倍以上のスピードでモノにでき
る流れで構成しています。
それでは、まずはイメージングから
初めて見ましょう!!
まずはターンに入る前の体勢をJSラ
イダー、ジュリアン・ウィルソンの
写真を使っていきます。
写真一枚目
スピードに乗ってボトムに降り切
る手前で、このリラックスの体勢
を一回作るのが始まりになります。
この時に「軸足意識」でボードを
押さえることです!!
そして
ターンに入る体勢を作り上げる必
要がありますが、この体勢が正し
い立ち方ということです。
コレを自然体の形としてできなけ
れば深いターンはできないと言っ
ても過言ではありません・・・
写真二枚目
上半身をしっかりお越し、右手を
前に出してから、一気にボードを
寝かせる準備をする訳です。
右手の振りが重要ポイント!!
このワンクッションをまず、作る
事からトライしてみましょう。
結構アタフタして余分な力が入っ
てしまいがちなので、力の入れ抜
きの練習にもなります。
大きなターンをするのには、非常
に大事な動作です!!
※まずはリラックスの体勢から右
手を前に出す形が最初のスタート
です。
次にターンに入る前に後足の親指に
力を入れてください。
これは常に軸足意識で波に乗る為に
は必要不可欠!!
リラックスした状態でリップを見つ
めて、一気に体重をかけてボードを
寝かせターンに入ります。
ここで、ボードの寝かせ方です。
低い体勢を作り、めいいっぱいレー
ルを入れながら後足のヒザを内側に
倒していきます。
この時の、ワンポイント・アドバイ
スとして、右足の親指に、おもい
っきり力を入れること!!
親指に力を入れるだけでヒザが曲が
り、体重が乗りやすくなります。
まずはこれを意識!!
そして次に
その体勢を作れるようになると、さ
らなる難関が待っています。。。
それは・・・
前足に力を入れられない!!
この現象が必ず生じます。
後足ばかりに気取られてしまい前足
が踏ん張りつらくなってしまうんで
す。
ここを頑張って練習することが深い
ボトムターンを完成させるカギとな
りますので、軸足を使えるようにな
ったら前足の使い方を集中して練習
してください。
前足に体重をかけるには練習方法は
後ほどご紹介します。
このボトムターンをするというのは
、結局はリップで技を仕掛ける為に
ドライブをかけるということです。
従って、ターンをしている時には必
ずリップ(ポケット)をしっかり見な
がら行わないと意味がありません…
リップを意識しながらのターンです
!!
そして、リップの崩れるタイミング
を見計らって軸足ジャンプで波のト
ップに上っていきます。。。
上写真ではターンから波のトップへ
上がる瞬間の体勢です↑↑
コレが軸足ジャンプの瞬間の体勢と
なります。
そして次の写真↑↑
波のトップへ上がりながら上半身が
後加重にならないようにノーズにオ
デコを付けるような意識が必要です。
上に上がるベクトルに対して、身体
は下に向かう重力が働いてしまうこ
とで、上半身を前に折り曲げるよう
にすることがメイク率をあげていけ
ます。
波のトップで板を返す瞬間は。赤マ
ルの中に上半身がおさまるように意
識することです。
板を返し終わっても赤マルの中に上
半身がおさまっていますね↑↑
これが「引きつけの極意!!」
これがボトムターンの一連の流れか
らフィン抜きリッピングとなります
。
なんとなくのイメージができたかた
思いますので、これから細かくその
形とやり方を突き詰めていきましょ
う。。。。
まず
ボトムターンには定義があります。
『どれだけ長い時間、水面にレー
ルを入れられるか!!』
『どれだけレールを深く、水面に入
れられるか!!』
この二つの意識の融合が、長いドラ
イブ感と、スピード感に影響してい
きます。
この定義を絶対に忘れないで練習す
ることで、浅いターンの場合は改善
できる意図口となりますので、しっ
かり頭に叩き込んでください。
ヒザを八の字の形を作るイメージで
曲げて、ボードを押さえていきます
ので、まずは陸でその形を細かく突
き詰めていきましょう!!
下の写真のケリーの形を真似してみ
ます。
まずは後足の形から。。。
ターンに入りボードを寝かせだした
ら「右ひじを前に出し」水面ギリ
ギリまで持っていく体勢を実際にや
ってみてください。
この体勢は、後足の親指に力を入れ
ながら足首を内側に倒すことです。
そして、さらにヒザを足首と同じよ
うに内側に倒しこみながら股関節を
おもいっきり締めあげます。
両足太ももをくっつけるように股関
節を締めあげ、全身の筋力と関節を
意識しながら肘を前に出してホール
ドした形を作り上げてください。
次に前足を後足と同じように足の指
から股関節までを強く使ってボード
をハサミ込むように倒していきます
。
前足と後足でボードを自分の股の中
心に押さえ込むこような意識で完璧
にブレない体勢を作り上げます。
このボードの押さえ方をしっかりと
作りあげると、右ひじを水面に付け
るように前に出すことができていき
ます。
板の寝かせる角度はフィン二本見
せるのがベストです!!
そこも念頭に置いて、体を前に倒
した形を練習してください。
ここで、ピンときた方もいらっしゃ
るかと思いますが、
当HPの正しい立ち方で説明してい
ることと、ほぼ、同じということ
です。
つまり、基礎となる立ち方げでき
ないのであれば、ボトムターンの
形を作れる訳がない!!
ここを念頭に置きながら練習して
みてください。
実際にトライしてみてどうでしょ
うか??
なんとなくできたなら、そこからど
んどん突き詰めていきましょう。
低い体勢を作るには、あらゆる関節
を深く曲げて、全身の筋力を使うこ
とが必要です。
普段あまり意識していない、太もも
の付け根の股関節を閉める事からや
ってみることが望ましいかとおもい
ます。
スーパーストイックシステムでは、
股割を強化していきながら股関節を
常に締めながら波に乗る練習をして
いきます。
いざ、陸地でこの態勢をマネしてみ
ると、全身の力でボードを押さえて
いないと、肘を水面ぎぎりまで持っ
ていけないことも理解できると思い
ます。
足で押さえきれない場合、股関節の
締めつけができていないのが原因で
す。
従ってまずは陸トレから始めて、で
きない部分の筋肉はフィジカルトレ
ーニングが必要になっていきます。
陸トレでこの形を取れない場合は股
割や柔軟などフィジカル部分に焦点
を当て、自分を追い込んで作り上げ
ていく努力が必要です。
さもなければ一生深いボトムターン
はできません・・・
まずは陸トレから!!
そして次に
陸トレでその形を覚えた後はスケボ
ーを使って練習していきます。
スケボー実践編は近日中にアップ致
しますので、今しばらくお待ちくだ
さい・・・
この基礎をしっかりと作り上げてい
かなければ、海だけでの実践では絶
対に不可能となります。
このボトムターンを完成させるため
には本気で向き合わないことには、
絶対にモノにはできません・・・
ストイックに自分を追い込んで習得
してください。
ヒジを前に出すことで、おしりも上
を向いた状態を作り首を意識してリ
ップを見上げていきます。
この形がボトムターンでの最前形姿
勢となります。
今までとは比べ物にならない程、レ
ールを深く沈められ、グーンと伸び
るようなドライブターンに変わって
いくことでしょう。。。
このようなボトムターンができてこ
そ、技をかける回数が増えたり、
キレのあるトップアクションができ
るようになります。
またライン取りが大きく変わり、ス
ピードも今までとはケタ違いの速さ
に変わっていきますので、まちがい
なく別人のサーフィンに変わります。
とにかく、少しでも上達したい意識
がある方は練習してみましょう!!
低い姿勢を保つとは??
ボトムからトップへの上がり片