このシリーズ最終章
。総集編でお伝えします!!
スピードを出す心得12総集編
まず、プロの視点から見ると、スピー
ドを上げるには!!
パンピングでもボトムターンでも両足
加重で板を踏み込み推進力を強化する
ことが重要です…
この両足加重の踏み込みを練習するこ
とで、今以上のスピードを上げること
が確実です…
従って、
前足だけで板を踏み込むことが一般的
な練習方法となっていますが、実際に
は両足加重で踏み込むことが推進力を
高められる物理的事実と理解して、ブ
レずに練習することです。。。
その為には、まず、上のように重心を
低くしても後ろ足のヒザを前に押し出
す力を使い曲げることから始めてくだ
さい↑↑
そして
前足のヒザは内側へ向け、後ろ足の押
し出す力を受け止めるようにボードを
はさみ込む意識で加重を掛けるんです
…
従って、本気で上達を目指す方は、ま
ず、この姿勢を作り上げる為にスケボ
ーでやり込まなければいけません↓↓
フロントサイドでも、バックサイドで
も、この両足のヒザの曲げ方と重心を
低くしても背骨を曲げないで「くるぶ
し軸」で乗れる姿勢を練習しなければ
習得は不可能…
ただ単に、滑るのではなく、明確な練
習をしてください…
そして、さらに、後ろ足の推進力を上
げる力を強化するフィジカルも必須↓
上の写真のように足首を固定させ、ヒ
ザを前に倒す力を強化すること↑↑
股関節と足首の可動域を上げるフィジ
カルをやり込むんです…
この写真を見ると、後ろ足を前に送り
出す力というのを理解できるはずです
…
見よう見まねで習得しようとせず、コ
ツコツやり込むことで加重を掛けられ
るように変わっていきます…
「楽して得ようとするなかれ!」
いいですね???
それでは、今日は総集編としてテイク
オフからリッピング動作まで繋げて見
ましょう。
今日のお手本はマルコ↓↓
前回のUS OPENでは見事2位に輝きま
したね!!
本人は相当喜んでいましたね…
【MONSTA10スペック】
5’10×18 3/4×2 3/8 27.2㍑
--------------------------------
では、まず!!
イメトレです…
脳を活性化させましょう!!
沖で波待ちしていると、胸くらいの切
れた波が入ってきました…
三角波のAフレームです…
しかし、思ったよりも少しブレイクが
速い感じがします…
この時に、あなたは何を意識してテイ
クオフをしますか???
って、ことです…
無意識で波を追いかけますか???
2級、1級を目指している人は、この
波をテイクオフしてからどのように乗
るのかをイメージすることが大切…
マニューバーの組み立てを、波を見て
すぐに頭に描かないといけません…
そんな事を言われても、乗って見ないと
分からない…
そう、思った方!!!
ここで、マニューバーを組み立てる統
計学のお話しをしてみましょう。
まず、若干、速いブレイクでは、テイ
クオフしてすぐにアップスンで横へ走
ります…
アップスンでスピードを付けると、切
れた波では確実にうねりが厚くなる傾
向が多いです。
そこでカービングを仕掛け、乗り繋ぎ
、最後のクローズセクションでリッピ
ングで締める!!
テイク→アップスン→カービング→リ
ッピングです!!
簡単に言えば、
「走って戻って当てる」
この2アクションを常にイメージをす
ることです…
もちろん波のブレイクにより、多少の
変化もありますが、この2アクション
のマニューバーを主体に波に乗ること
です…
この乗り方を基本マニューバーと確立
させるだけで、キレを上げる練習意識
で波に乗れませんか???
だって、やることが分かっているんで
すよ???
最初からこのマニューバーで仕掛ける
準備がスピード事態も変わっていくも
のです…
では、このマニューバーの組み立てで
波に乗るイメージで進めていきますよ
!!
テイクオフから走って、戻って当てる
!!
イメージしながら読んでくださいね。
まず、テイクオフ↓↓
波を追いかけている時点で、立って直
ぐにハイラインへ上がるアップスンを
イメージします↑↑
左手の力で身体を前に伸ばした時には
ハイラインを見て、そこに行こうとす
るマインドで立つんです↑↑
ハイラインへ上がる為には、後ろ足の
力でテールを回しボードを真横へ向け
ることが先決…
そのイメージで両足で付き、へそをハ
イラインへ向ける先行動作がスピード
ロスを無くせます↑↑
そのすべての動きが連動できるからこ
そ!!
テイクオフで立った瞬間からハイライ
ンへ向けて軸足ジャンプ↑↑
そして、ジャンプしながらずぐに、左
肩を開き!!
後ろ足でボトムへ落とす準備をします
‥‥
ボトムへ降りた時点では、先のフェイ
スが丸くなっており、計算どうりのカ
ービングを仕掛ける為、スピードを上
げる意識で加重を掛けてボトムへ降り
るんです↑↑
この時点で頭の中にはカービーングを
仕掛けるマインドです…
そして、先のフェイスは丸くなってい
るのでスピードを付けてトップへ上が
る為に、軸足前傾姿勢から踏み込みま
す↓↓
いいですか??
トップへ上がってから回転するのは遅
いんですよ!!
ボトムからスピードを付けて仕掛ける
マインドが重要…
だからこそ、このターンでドライブを
掛けられることに繋がり、ハイライン
を目指すスピードを上げられます↑↑
そして!!
ハイラインでは左側のフィンで回転す
るイメージで身体を倒し、スープのど
のあたりまで戻るのかを目視すること
です↑↑
常に先を見て、動くことが鉄則!
スープ迄戻り、次のリップを見ると!!
予定どうり、最後のクローズセクショ
ンが出てきます・・・
最後にリップへ思いっきり当てにいく
準備を作りますよ…
狙いどうりですからね…
リップが崩れるタイミングに合わせ、
効き手で水面を搔き上げて手の振りを
使い、加重を掛けて軸足ジャンプで駆
け上ります↑↑
リップにボトム面を当てるイメージで
板を縦に上げ、身体が後ろ側に倒れな
いように軸足前傾姿勢を作ること↑↑
そして、後ろ足加重をキープさせなが
ら左肩を開き、前足の引き付けでお尻
の真下までノーズを引き込みます↑↑
この時点で板を返す場所を把握するこ
とが重要なので、基本はお尻の真下に
イメージを持ってくださいね…
板をお尻の下に引き込んだら、両足加
重で踏み込む為に、ノーズをボトムへ
落とそうとすのではなく、お尻の真下
に水平の状態で回すイメージを持たな
いと上手く踏み込めません↑↑
どうですか???
テイクオフからこのマニューバーを意
識して乗るだけで、常に先行動作の余
裕が生じますでしょ??
その余裕が、板に加重を掛けようとし
たり、レールを深く入れようとする思
考でいられます…
つまり、「攻める姿勢」です…
この「戻る」と「当てる」を確立させ
てしまえば、いくらでも臨機応変で対
応できるように変わるものです…
少し難しい話しとなりましたが、コン
ペに出ている人にも言える話しですの
で、参考にしてみてくださいね。
それではこのブログシリーズは今日で
終わりになります。
長らく読んでくださりありがとうござ
いました…
最後に一言・・・
そもそも、どんな波でもテイクオフで
素早くうねりから立ち、加重を掛けた
踏み込みを使って初速を付けられるの
かどうか?
ここが確立していないとマニューバー
の組み立てどころではありません…
水平テイクオフとは言え、板が水平の
状態で立つには、上の写真のように左
手の押し込む力を使い、前足のヒザを
内側へ向けて足を付かなければいけま
ません↑↑
そして、ボードが水平の状態で両足加
重で立ち、力強く踏み込めるのか↑↑
この素早いテイクオフができてこそ!
先ほどお伝えした、テイクオフからア
ップスンで加速を掛け、厚くなった直
ぐに戻る意識や崩れてきたら即当てる
マニューバーをテイクオフの時点で組
み立てることができるんです…
従って、素早いテイクオフで初速を付
けられなければ、その先のライディン
グを明確な乗り方に確立できないとい
うこと…
スーパーストイックシステムでは、こ
のテイクオフを徹底的に作り上げる練
習から始めていきます…
あくまでも上級テイクオフなので、難
易度は高く、相当やり込まなければ習
得はできません…
従って、本気で上達を目指す方限定と
なります…