テイクオフを速める為にも基礎を徹底的に作り上げる練習が大事。
パドルの姿勢を改善編
サーフィンを本気で上達したいのであ
れば、テイクオフの基礎は必ず見直す
べし！！
この関門をとうり越さない限り、上級
者への道はないと思え！！
スーパーストイックシステムでは、こ
のような理念に従って練習していきま
す。
あくまでも、中級者以上のお話しとな
りますので、ご理解くださいませ。
まず、テイクオフが速い条件として
①パドルの姿勢
※へそ重心
②パドル力
※フィジカル面
③波を見る力
※ブレイクを読める経験値
最低でもこの３つの条件をクリアー
しなければいけませんが・・・
今日は
パドルの姿勢をご紹介します。
まず、ボードに寝そべった時に、どの
部分で板を押さえ込むのかを理解する
ことが重要です。
下の写真を見てみましょう↓↓
テイクオフのパドリングでスピードを
出すに為には「ボードが水平」の状態
で漕がなければ、抵抗が生じてしまう
のは理解できますね？？
そして、さらに
ボードを水平にするためには、身体も
真っすぐ水平にしなければ物理的に考
えても不可能となります。
身体を真っすぐの状態で、ボードの水
平を保ちながらパドリングをすること
が最速スピードを出せる技術となりま
す。
では、そのパドルの寝そべり方は、身
体のどの部分で支点を取り、どの個所
を重心にしなければいけないのかを考
えてください。
もう一度、上の写真を見てみましょう
↑↑
身体の水平を維持する為の重心は、身
体の中心部分である「へそ」となりま
す。
その、「へそ重心」にする為の「支点」
が！！
「肋骨、恥骨、ヒザ」となります。
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「支点と重心」は別ですから、ここを
しっかりと理解してください。
そして、次に
このブログの読者の方は
「恥骨」ってどこ？？
そう、思いましたでしょうか？？
今日はこの大事な支点となる「恥骨」
で押さえ込む話しをしてみましょう。
パドルの姿勢は
「肋骨とヒザを支点に板を押さ込め！
！」
いつもそう、言っていますが肝心なポ
イントは、実はその真ん中部分の「恥骨」
なんです。
しかし
肋骨とヒザを支点に寝そべると恥骨
は浮いてしまいます…
浮いてしまうから、へそ重心を取れ
ずに板を水平にすることが困難にな
なってしまうんですね・・・
さーーて、ここからです！！！
いいですか！！！
本気の方！！！！
今、床に寝そべってください！！！
「肋骨、恥骨、ヒザ」この３つを支点
にして、地面に圧を掛けてみてくださ
い！
どうですか？？
そうすると、恥骨は浮いてしまいます
よね？？
ポイントはそこです！！！
恥骨が浮かないように四苦八苦しなが
らできるまで、何度も練習してくださ
い！！
もし、
恥骨が浮かない寝そべり方が分かれば
「合格」です・・・
できなければ
「できない理由を考えてはNG」
自分の力で恥骨が浮かないようになる
体勢を発見してください！
ヒントはお尻の穴に力が入る体勢を作
りながら・・・
必ず見えてくるものがあります。
そして
今日はこのパドルの姿勢をストイック
メンバーの実践練習でご紹介してみま
しょう。
まず、波のコンディション！！
ハラ～ムネ
風も弱く面ツルの三角波
波に力もあるので、テイクオフを油断
するとパーリングしやすい状況。
では、実践編へ！！
：Fさん、いいですか！！
：このような力のあるブレイクでは、
波のコブに合わせ軽くテイクオフする
とパーリングしやすくなります。
：波が切れているからこそ油断が生じ
、テイクオフを甘んじると上手くいき
ません・・・
：その波のコブに合わせてテイクする
と失敗する原因は。。。
：いつも言っているテールが持ち上げら
れてしまうことで、板の水平が崩れ、無
意識に板の後ろ側へ重心を取ってしまい
ます。
：そうなると、重心がムネとなり、今度
はノーズが上がってしまいブレーキをか
けた状態になります。
：ノーズが上がった体勢でテイクしよう
とするから波に押されても板が走らず、
立とうとすると前足加重が強くなり、必
然的にパーリングします。
：その状態を波に押されるのを待つ他
力本願テイクと呼んでいます(笑)
：テイクオフは上級者になるまでは自
力で加速かける練習が絶対に必要とな
ります！！
はい！！
その部分に特化した陸トレをやり込ん
でいますので、へそ重心を崩さないパ
ドルでテイクオフができるように心が
けます！！
：肋骨とヒザを支点にしても、恥骨が
離れない為の秘策は、背骨の反りと腹
筋が重要！！
※尺取り虫のような形も理解できます
：この姿勢を取ると、見るだけですぐ
に分かるんです。
：パット見ると
：溝落ちが浮き、板を水平に沈められ
ていますね！！
：ばっちりです！！！
はい。
なんとなくですが、恥骨が離れない体
勢が分かるようになりました。
：いいですね！！
：意識すれば必ず理解できますので、
良い思考です。
：しかし！！
：ここから波に持ち上げられると、そ
の姿勢が崩れやすくなるのでチェック
してみましょう。
：あれ？？
：崩れていませんね？？
：前回はここで足が開いてしまい重心
がムネへ移行していましたが、これは
かなり進化していますね！！
：何を意識して改善できたんですか？
できていますか？？
それは、ホントに嬉しいです！！
単に、恥骨が離れてしまうとムネの力
で板を沈めようとすることが理解でき
、恥骨からモモにかけて力を入れたパ
ドルを意識してみました。
そうすると、腹筋で板を押し込んでい
る感覚となり、これがへそ重心かな？
そのような感覚があります。
その力を使ってパドルができると、テ
ールが波の前に飛び出る感覚になるの
でパーリングすることもなくなりまし
た。
そして、板に加重を掛ける手の付き方
を意識すると無意識に身体が前に伸び
、板を走らせながら足を付くまでもス
ムーズにできるようになりました。
：いいですね！！
：写真を見ても分かるように、身体が
ノーズよりも前に出していることで、
板が水平の状態をキープして足を付い
ています！
：これは、かなりの進化ですよ！！
はい、ありがとうございます。結局は
板を水平に滑らせる事ができれば、手
の付き方や足の置き方もだんぜん速く
なることを理解できました。
：いいですよーーー！！
てんちょ～がいつも言っている
「へそ重心」パドルを覚えれば、テイ
クオフの一連動作が一気に変わる！！
その意味をやっと、身体で理解できた
気がします・・・
：そうですか、それは良かったです。
：このへそ重心パドルができるまでは
、いかに恥骨が浮かないように寝そべ
り、さらにその状態でバタ足ができる
のかどうかがキーポイントです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい、十分理解できました。
てんちょう、結局、バックサイドのテ
イクオフもへそ重心パドルからスター
トできれば、その流れで上手くいきま
すよね？？
：そう、そう、左手のお押し込み方だ
け気を付ければ、後はフロントサイド
と同じなんだよね！！
：へそ重心だと、板が水平になるとい
う感覚よりも、単にクロールと同じよ
うに手を前に伸ばして水をかくことが
できるので、板の走りをお腹で感じ取
れるんです。
：その流れで、手を付く時と、板を走
らせる感覚に変わるんです！！
：そうすると溝を落ちを上げている状
態なので、手を付く時も肩甲骨を寄せ
やすくなり、加重を掛けながら足を置
けるようにもなるんですね！！
いや、てんちょう！！
まったく、そのとうりの感覚でできま
した！！
左手の加重をかけれるようになれば、
身体をひねりながら足を置く！！！
これが、腰の回転を意識しながら後ろ
足軸で構えられることに繋がるんです
ね？？
：そうです、そうです！！
：完璧です！！！
身体が理解して初めて、本当の理解と
言うことがよーーく分かりました。
：そうなんですね、思考の領域と体感
の領域は別なんです！！
：思考領域での理解は、あくまでも自
分の想像部分が入り込んでくるので、
憶測になりやすいんですね。
いろいろ深いですね・・・
：結局は、今日はテイクオフがかなり
よくなったことで、良いライディング
がたくさんでましたね！！
はい、ありがとうございます！！
どんな波でもうねりから余裕をもって
立てれば、後は横へスピード付ける練
習がたくさんできました。
テイクオフの根源は、なんだかんだ言
って「へそ重心」パドルができれば必
ず上手くなるという本質を理解できま
した！！！
：いいですね、その調子で引き続きや
り込んでくださいね！！
てんちょう、最後に一つだけ聞いても
いいでしょうか？？
：はい、なんでも聞いてください！！
テイクオフのパドルの時は必ずバタ足
をやった方が良いのでしょうか？？
バタ足はやらない方がいいと言う人も
いますよね？？
：そうですね・・・
：結論から言うとやらなければダメ！！
：なぜならば
：厚い波を追いかける時や速いブレイク
で急いで立つような時には１００％バタ
足をします。
：世界のCT選手も必ずやります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
：バタ足でテールを沈めながら漕ぐ方が
１００％速いです。
：ボートのプロペラ動力を考えても物理
的に間違いありません・・・
：しかーーーし！！
：波のコブにう合わせて２かきパドルで
立てるようなタイミングでは、余裕感を
出せるテイクを演出することもあり、バ
タ足はしない方がカッコ良いんですね…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
：他者に見せるテイクオフというのがプ
ロにはあります。
なるほどです…
要は、波によって使い分けるってことで
すね？？
：そうなんですが！！！
：ワタシが一番お伝えしたい事は！！
：下の写真を見てみましょう↓↓
：初心にありがちな足を開いて寝そべ
ると、バタ足をすると余計に板がブレ
てしまいますよね？？
：このようなレベルの方は、バタ足は
しないほうがいいです・・・
：しかし！！
：上の写真を見てみましょう。
：足は見えなくとも、水しぶきはすご
くないですか？？
はい、凄いしぶきです。
：あなたは足を真っすぐに伸ばし、太
ももを使った小刻みのバタ足ができま
すか？？？
って、いう話しです・・・
：バタ足って言うと、なんだかバチャ
バチャするイメージを持つ人もいます
が・・・
：小刻みのバタ足はそんなにバタ足を
強くしている印象にはなりません…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
：バチャバチャするバタ足なら、差ほ
ど板は加速していないので、やめた方
がいいんでは？？？
：このように伝えているんではないか
な？？
：ワタシの視点は違います！！！！
：へそ重心の寝そべり方を作り、足を
閉じたバタ足ができるとテールの沈み
が強くなり、波の前に出るスピードは
１００％速くなります。
：何度も言いますが、上級者になりた
いのであれば、このへそ重心パドルと
バタ足の技術は絶対に覚えなければい
けません！！！！！
：この技術ができないのに、波のコブ
を使った余裕を見せるテイクオフは１
００年早い(笑)
：なぜなら、本人は余裕を見せている
つもりでも、見た目は差ほどカッコよ
くないので、裸の王様です。
：従って、ワタシの意見はまずは基礎
となる、 肋骨、恥骨、ヒザでテールを
沈め、小刻みなバタ足の技術ができる
までやり込んでください！！
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
：単なるバタ足って軽く考えてはNG！
：このようにお伝えしています！！
やっぱり、そうですよね・・・
バタ足をしない方が良いと言うのは、
初心者に向けている意見か、バチャバ
チャしてしまう人に向けた話しですね
。
でも、ある意味、てんちょうのように
教えることができない人の意見だな…
たしかに、恥骨で板を押さえながら小
刻みのバタ足ができると、普段乗れな
いような厚いうねりからでもいけちゃ
う時が出てきました。
：そうですね！！
：厚いうねりでもこのバタ足が連動す
れば板の沈みが変わるので行けるよう
になりますでしょ？？
：ワタシは初心者の方でも、本当に上
手くなりたい気持ちが強い人にはスト
イックにレクチャーします(笑)
：ということで、上級者になりたけれ
ば！！
：へそ重心パドルとバタ足を連動させ
る練習は絶対に必要です！！！！！！
：こう、言い切って終わりにします…
そもそも身体を真っすぐにしていない
と、ボードも水平にはなりません…
身体も真っすぐ水平になっていなけれ
ば、当然、バタ足も上手くいかずにス
ピードを付けられないというものです。
問題はすべてここです！！！
従って、まずは
上の写真と同じ姿勢でパドルができて
いるのか？？？
自分のパドルと見比べてみれば理解で
きます。
ここを深く見つめてから考えてみてく
ださいませ。
