テイクオフのパドルから加重を掛けて立つまでの一連動作!!
「総集編」
立ち方編11
テイクオフを速くする為には!!
物理的に
「一切の無駄ない動作」を完成させる
ことです。
2024年からのブログでは、その無
駄の無い動作を順々に解説していきま
したが・・・
熟読者のみなさまは、この約2ケ月で
実践効果を感じ取れましたでしょうか
??
今までテイクオフができなかった厚い
波でも、へそ重心を意識したら立てる
ようになった!
そう、変わってくれたのであれば光栄
です…
しかし、イマイチ痛感できなかったと
言う人もいるかと思います。
従って、今日の内容をもう一度知識に
落とし込み、上手くいかなかった部分
を復習しながらやり込んで頂きたい。
練習すれば、必ず効果がでるはずです
。
そういうことで!!!
「テイクオフが命シリーズ」
「テイクオフの立ち方シリーズ」
この二つを繋げた内容でまとめました
ので、もう一度復習しながら必ずモノ
にしてください。
今日のお手本はシエラ!!
【MONSTA10】
■5’5 1/2×17 3/4×2 3/16 22.3㍑
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第二戦でも優勝ですね!!
シエラの強さは、他の選手が手を出さ
ないダンパー気味の波でも素早いテイ
クオフで技を仕掛けて得点を出すのが
決め手です。
テイクオフが命!!!
やはりプロ選手でさえもこのポイント
は重要になります。
そこを踏まえて、さっそくシエラの試
合で速いブレイクのテイクオフをイメ
トレしていきましょう・・・
今日は最終章ですので、濃い内容で書
きました、、、
じっくり読みながら知識とイメージを
頭に落とし込み、陸トレで体にしみ込
ませてください。
では、いきますよーーー
集中モードに切り替えてくださいね…
まず、波待ちをしている状況を頭に描
いてください・・・
暖かい日差しを感じ、沖に浮いていま
す。
すると、沖から胸くらいのうねりが入
ってきました・・・
やや、繋がり気味のワイドです。
この波の
一番速く乗れるピークにつかさず移動
してください。
200M先から来たうねりのピークを
瞬時に判断して、その下に入り込みま
す。
そして!!!
波の下に入りこんだら、ブレイクスピー
ドを瞬時に計算します。
「出だしのボードの角度」、そして「パ
ドルの力加減」を即座に読み取れるのか
どうか・・・
この判断力はかなり重要です・・・
うねりの下に入り込んだ時に、どれくら
いの力で何パドルくらいで立てるのか?
そして、板の角度をどのくらい向けれ
ば良いのか??
テイクオフでは
この予測判断がしっかりとできている
ことが重要です。
プロとアマの違いはこの判断能力がま
ったく違うので、常日ごろから全体の
ブレイクを観察することで先見の目が
養われます。
今、入ってきた波は少し速めのブレイク
。
この波に合わせたパドルを意識します
。
では、
波に持ち上げられた瞬間から見ていき
ましょう↓↓
速めのブレイクでは、ボードの向きを
斜めにすることは鉄則!!
そして、速めの波は素早く立つ為にも
強いパドルで加速させます。
従って、まずは強いパドルの加速の掛
け方の練習が必須です。
波にボードが持ち上げられる瞬間から
身体全体の力を使って水平に沈める技
術が先行です。
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ただ、寝そべる感覚を取り除いてくだ
さい。
「腹圧」の力をメインにボードを「押
す」そして「沈める」
この意識を持って水平を崩さないように
バタ足先行でパドルをします。
テールが少しでも浮いたら水平が崩れ
てノーズが刺さりますのでバタ足でテ
ールを沈める意識から初めてください。
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そして、次に!!!
ボードを水平にした状態でパドルをし
ても必ずノーズが浮き上がります。
よく、波を追いかけて、あと少しで乗
れそうで乗れない時ってありますでし
ょ?
または、アゴを板に付けるように必死
になる時もありますね???
そのようになってしまうのはノーズが
浮いているので減速している状態です
。
従って、
ノーズが浮いても、「腹圧」の力でノ
ーズを沈める技術を覚えなければいけ
ません!!
ここでもう一度、復習です。
では、その腹圧を掛けた姿勢とは??
もう一度、見てみましょうか↓↓
何度も言いますが、ノーズが浮いてし
まうと胸で押してボトムへ落とそうと
します・・・
そうなると身体の水平が崩れてしまい
アゴで押し込むような姿勢に変わって
しまうんですよ。
このポイントができない人がほとんど
・・・
ノーズにアゴの凹みがある方は特にこ
の部分を練習してください。
いいですか!!!
腹圧を掛けてアゴを引く姿勢を練習す
るんですよ!!
アゴを引け!!!
その姿勢を完璧に理解することです↓↓
アゴを引く姿勢とは、首の骨を真っす
ぐにした状態を維持させます↑↑
アゴを板に押し付けるような角度を取
ると首の骨が曲がります。
そして何よりも、背骨も曲がって腹圧
が抜けてしまう事を理解してください。
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従って「アゴを引け」とは首の骨を真
っすぐ保つように意識するんです↓↓
胸で板を押し、アゴをが付きそうな姿
勢と、アゴを引いて首の骨を真っすぐ
にした姿勢の違いが上の写真です↑↑
身体を真っすぐにする感覚は陸トレを
やり込まないことには実践だけでは難
易度が高いのですぐには習得できませ
ん・・・
従って、あと少しで乗れそうで乗れな
い時のパドルの姿勢を意識して改善す
ることです。
何度も言いますが、ボードの水平を維
持するには身体も水平にしなければい
けません・・・
上の写真のように「骨盤を立て」背骨
を伸ばし、アゴを少し引いて首の骨も
真っすぐにした姿勢を取る事が身体の
水平となります。
この視点を持ち、身体を水平にする姿
勢を改善するしかないということです
よ・・・
それが、この陸トレをやれ!!!
いいですね???
では、次へいきますよ。
水平でパドルをするとテールが押され
て波の前にスッーと出る感覚をつかめ
ます。
その感覚は
「腹圧」をかけていると、骨盤から太
ももで感じ取れます。
そして、その
骨盤を立たせた状態は「恥骨」で板を
押していることに繋がりますので、こ
の意味を完璧に理解してください。
絶対に忘れないでくださいね!!!
そして、テールが波に押された感覚を
骨盤で感じたら、手を付く合図です!!
そもそも腹圧を掛けた姿勢とは肩甲骨
を寄せた姿勢です。
ここを踏まえて
「肩甲骨」を寄せ、肘を上に高く上げ
ることで「腹圧」の力を損なわずに手
を付くことで、加重をかけます↑↑
そして、左右の手をズラし、ブレイク
の速さに合わせてボードの向きを変え
る「左手のコントロール」技術を使い
ます。
ブレイクに合わせて板を走らせる左手
のコントロール技術は、最初にお伝え
したブレイクを読める判断能力がある
からこそ、連動しますよ!!
ボードの向きを変えたり、どのくらい
の力で押し込むのかは、ブレイクを読
めなければ上手くいきませんので、こ
のポイントも重要です。
この写真の波はあらかじめ速いブレイ
クを予測して、ボードの向きを斜めに
向け、左手の力でさらに斜めに押し込
んで走らせています↑↑
波の下に入り込んだ時からは、この分
部も同時に判断できれば、かなり習得
に近づいていますよ!!
そして、左手のコントロールでボード
の走るスピードに合わせて、身体を伸
ばし、重心を移行させて、さらに板を
走らせるんです!!
雑巾掛けをイメージするんですよ!!
その走らせているボードに足を付くイ
メージを作ることが大切となります。
走らせているボードに立つんです!!
後ろ足を先に付き、前足のハムを使っ
て体に引き付けながらかかとから付く
ことが重要になります↑↑
前足を付く時には、すでに後ろ足の太
ももとお尻の力で立ち上がるイメージ
をもっていなければ1テンポ遅れます
。
このイメージがあるからこそ前足のヒ
ザを内側へ向ける意識がより強まりま
すので、ここも陸トレをやり込んでく
ださい。
速いブレイクでも板の水平を維持して
足を置くと言うことは、レールを入れ
てボードを走らせているイメージを持
つことですよ。
Gに負けないフィジカルがないとでき
ないので、ここも見つめてください。
そして、速いブレイク程、後ろ足で起
き上がりながらレールを入れて立つこ
とが求められます↑↑
足の裏三角形部分を使い、くるぶしを
軸に立ち上がる練習をすることで素早
くレールを入れることができます・・・
この分部が加重を掛けて立つ方法です
。
前回のお話しとなる「骨盤を立たせる」
姿勢がなによりも重要になります↑↑
アップスンでも、この骨盤を立たせて
いないと前足加重でレールを入れてし
まうので、後ろ足軸で板をコントロー
ルできません。
前足加重が強くなってしまう人は、骨
盤を立たせたスクワットを練習です!
ここまでが
テイクオフの無駄の無い一連動作とな
ります。
どうしても上手くできない部分があれ
ば、結局、フィジカル要素を作るしか
ないということです・・・
サーフィンを遊びだと捉えていないか
らこそ、このブログを読んでいるので
すよね??
本気なんですよね???
上級を目指すのであればフィジカルも
見つめてください・・・
ということで、テイクオフから構えて
立つまでのブログは今日で終了となり
ます・・・
とても長くなりましたが、迷った時に
は必ず役に立てる内容が当てはまる部
分もあると思います。
何度も読み直して、なんとか習得して
くださいね…
それでは
長い間、お付き合い頂きありがとうご
ざいました・・・
波のブレイクを瞬時に判断できる能力
は経験と慣性となります・・・
常にいろんな角度から波を見ていれば
慣性は必ず上がっていきます。
なるべく混雑を避けたポイントでたく
さん波に乗ることが慣性を高めていけ
ますので、多少波が悪くても空いてい
るポイントで練習することをお勧めし
ます。
次回のブログからはたくさんのご要望
から!!
ボトムターンシリーズへ移りますので
お楽しみにお待ちください!!