テイクオフから後ろ足軸前傾姿勢の立ち方
「骨盤を立てる」
立ち方編10
テイクオフで加重を掛けた立ち方とは
、「後ろ足軸前傾姿勢」で構えること
です。
前回のブログでは、後ろ足の太ももと
お尻の力を使って立つことが重要とお
伝えしましたね。
実践でトライしてみてどうでしたか?
ん?? これか??
と、思った方や・・・
やっぱり、前足の力で立ち上がってし
まった方もいるかと思います。
サーフィンは後ろ足軸コントロールで
上半身のひねりを使って波に乗ること
が基本です。
従って、テイクオフでの立ち方がこの
後ろ足軸前傾姿勢で立てないのであれ
ば、その後のライディングもこの基本
動作で波に乗る事は不可能ということ
を理解してください・・・
では、なぜ??
後ろ足軸で立つことが難しいのか??
今日この解説と、改善練習方法をご紹
介しましょう!!
今日のお手本はピーター!!
ピーターは未開の地でサーフィンする
フリー・プロサーファー!!
極寒の地で良い波の紹介と良いライデ
ィングの写真を残すことが仕事です。
そんな彼のテイクオフの連写から見て
いきながら復習です。
テイクオフでは!!
波にテールが押されたら手を付く合図
です。
上の写真でなぜ左手の肘が高く上がっ
ているのかというと、左手で押し込む
力を強める為ですよ!!
もう、ここは大丈夫ですね??
その左手の力を使い、ボードを押し込
みながら身体を前に伸ばします↑↑
頭を上げてしまうと重心がテール寄り
に移行して失速します。
従って
ノーズよりも顔を前に出すことで重心
を前に置き、ボードに加速を掛けます
。
そして!!
前足を付いたら!!
後ろ足の太ももとお尻の力を使い前傾
姿勢で構えることで加重を掛けます。
ここまでは大丈夫ですね???
では、今日の本題ですよ!!
分かっていてもなぜ?
後ろ足軸前傾姿勢で立てないのか??
ここを深堀していきます…
大抵の方はお尻が出てしまい、前足加
重で立ってしまう事が一般的です。
それは
なんででしょうか???
答えは簡単!!!
「骨盤を立たせていない」からなんで
す。
そもそも、一般サーファーはこの骨盤
を立てた姿勢で構えることができない
ので、後ろ足軸にするのが難しいのが
原因となります。
その骨盤を立たせる力は、両足の付け
根部分の締め付ける筋肉を使います。
これが股関節を使えということ。
その力が弱いと骨盤が寝てしまい背骨
が曲がり前足加重になってしまうもの
です・・・
でっ!!
まずは骨盤を立たせるとは、どのよう
なことなのかを理解していきましょう
↓↓
続に言う、「反り腰」では自然体の状
態でも骨盤は寝てしまっています。
この状態で後ろ足軸を強化することは
できません・・・
そうすると
まずは骨盤が立っている状態を体にし
み込ませることが大事な事となります
。
そして!!!
その重要なポイントは!!
どんな姿勢を取っても骨盤を立たせて
いる状態を作り上げる意識が重要にな
ります。
このブログでは、よく、バレリーナの
人を例えてお話しいていますが、綺麗
な姿勢は骨盤がまっすぐ立っているか
らこそ軸が真っすぐになるというもの
。
そこで次に、どんな体勢でも骨盤を立
てた状態とはどういうことなのか??
この分部をしっかりと把握していきま
しょう↓↓
よく、身体を前に倒して「九の字」に
すること!!
そのように言われていますが、そもそ
も「骨盤が寝ていては」まったく意味
がありませんので注意が必要です。
身体を九の字にしても、骨盤を立たた
せて背骨を乗せていないと軸が曲がり
後ろ足軸にできないと言う大事なこと
を理解しなければいけません・・・
上の写真で骨盤が立っているのを感じ
取っていただきたい↑↑
このようにヒザを曲げたり上半身を前
に倒して「骨盤を立たせる」ことを意
識的に作りあげていく作業が必要にな
ります・・・
どうりで後ろ足軸で波に乗るのが難し
い訳だと理解してください・・・
では、どうすればよいのでしょうか?
ここをさらに深堀していきましょう…
まず、正しい「スクワット」ができる
のかどうかで骨盤チェックできます↓↓
重量上げをイメージしてください。
あんなに重いバーベルを持ち上げるに
は、身体全体の力を使わないとヒザが
壊れてしまいます…
骨盤を立てて背骨をしっかりと乗せ、
股関節の力をメインに持ち上げます。
こう理解できれば!!
スクワットをヒザだけの力でやらない
ように鏡を見ながらやってみてくださ
い。
意外に難しいですよね???
下のNG姿勢になりませんか↓↓
ヒザを曲げても骨盤を立てる感覚が無
い人が多いんですね。
NGとOKの違いを感じ取ってください
↑↑
OKの姿勢は、太ももとお尻の力を使い
ます。
NGはヒザの力だけで腰を落とします。
テイクオフは後ろ足の太ももとお尻の
力を感じて立てとお伝えしましたね?
立てないのは骨盤が寝ているからです。
それではいつまで経っても後ろ足軸前
傾姿勢を取れませんよ!!!
どうですか??
やりますか??
当然、やりますね??
では骨盤を立たせるスクワットを練習
しましょう!!
まず、足の裏の三角形部分を使い地面
をしっかりと捉え、ヒザを曲げてもお
尻を真っすぐ下に落とす練習をしてく
ださい↓↓
上の写真のように最初は壁に肘を付け
て、真っすぐヒザを曲げながら練習し
ます。
この壁の補助を最初は使ってみてくだ
さい。
やっているうちにだんだん、骨盤を立
たせる力は「股関節の使い方」を理解
していきます。
股関節を締める力で骨盤を立たせるこ
とを理解できたら完璧です。
まず、テイクオフの立ち方を後ろ足軸
で立てない人は、最初の一歩としてこ
のスクワットから初めてみてください
。
本気で加重を掛けれる練習をしたいの
であれば、骨盤を立たせたスクワット
を練習しながらスケボーに繋げると、
さらに習得を早められます・・・
大事なポイントは後ろ足のヒザをノーズ
側へ向け深く曲げても、骨盤を立たせる
意識で行ってください。
後ろ足のヒザを深く曲げるのはツライ!
最初はそう感じますが、股関節を締め
て骨盤を立たせる姿勢に変わると軸が
まっすぐになりますので、だんだんツ
ラくなくなってきます。
そうなって初めて、テイクオフは軸足
前傾姿勢で構えることができ、加重を
掛けられる乗り方へと変容していきま
す・・・
ブーツが脱げる季節までには仕上げる
気持ちで今日からやるんです!!!!
上の写真でも骨盤がしっかり立ってい
るのを感じ取ってください↑↑
何度も言いますが、骨盤を立てる力は
「股関節」と「腹圧」の力を使うんで
す!!
そうすることで、激しく動いても常に
軸が安定して、「後ろ足軸」で波に乗
れるように変わります・・・
次のブログでは
■テイクオフが命1~11
■加重を掛ける立ち方1~11
この内容をまとめた総集編となります。
テイクオフ秘伝の巻物です…
お楽しみに!!