いい波に乗れていますか?
込んでる海では事故のないよう気を付けてください。
さて。
今日はサーフィンの中で一番難し
いとされるボトムターンのお話し
です。
クラブ員Aさんとの話しが大変盛
り上がりましたので、その内容を
再現してみましょう!!
長編となりますのでお時間がある
ときにじっくりとお読みください
。
サーフィンは深いボトムターンがで
きてこそ、誰もが認める上手い人。
どうせやるならそこまで極めようと
いう意思が欲しいな・・・
A:もちろん極めたいと思っていま
すよ!!
A:いつも練習しているけど、たま
にいい感じのターンが出るようにな
ったんですよーーー。
おーーっ、それは素晴らしいね!!
その動きをビデオで客観的に見たこ
とはある??
A:いや、まだ無いんですよ・・・
A:なかなか撮ってくれる人がいな
いんで・・・
自分の理想と現実はかけ離れている
ことがほとんどだよ。
その現実とのギャップを埋めていか
ない限り、習得した「つもり」とな
ってしまうから客観的に絶対に見て
ね。
スーパーストイックシステムでは、
「できているつもり」は客観視無し
では語ってはNG!!
できてるいるつもり症候群撲滅運
動をしているくらいだよ(笑)
プロスポーツ選手は自分のフォー
ムを客観視しながら、監督やコー
チに悪い箇所を改善してもらいな
がら極めていくでしょ。
遊びの感覚では深いボトムターン
は極められない境地だよ。
A:ハイっ!!
A:よく分かっています・・・
A:興味半分でてんちょうに質問で
きないことも(笑)
そんなイメージなんだ、ワタシって
・・・
A:サーフィン以外のことは、全部
ふざけてますけど(笑)
ん・・・
なんか複雑な気持ちだけど・・・
A:てんちょう!!
今日はボトムターンの秘策を教え
てもらってもいいですか??
A:まずは理論で叩き込め!!
って、ことでお願いします。
では、これからジュリアン・ウィル
ソンのボトムターンを見ながらその
体勢を分析していきながら、細かく
理解していきましょう!!
まず初めに
ボトムターンを行う前の準備が絶対
に必要だからね。
技に入る前はすべて一呼吸する「間」
を作るクセをつけて!
その「間」から、板を寝かせる為に
体を前に倒す動作として右手を前に
出していきますよ!
これをこの前意識した??
A:そこは2000回聞いているのでク
セになっていると思います・・・
じゃ、右手はOKね!!
では、次。。。
前に出した右手のヒジを水面ギリギ
リまでもっていけたのかな??
A:いや。ヒジを水面に付けるよう
な意識をしましたが、まったくでき
なっかたです・・・
そっかぁ。。。
じゃ、上の写真のような体勢を取っ
ていなかったという事だね。
A:ハイ・・・
A:できていません・・・
ここからが重要な話しだよ!!
やろうとしてなぜできなかったの
か??ってこと。
なぜだと思う??
A:ヒジを前に出すところまでは
意識できたんですが、水面までも
っていけなかったんです・・・
A:簡単に言うと体勢を低くでき
なかったという感じですかね…
右手を出した時の後足で板を押さ
えている感覚はあった??
A:後足の指でテールをおもいっ
きり押さえている感覚はありまし
た。
じゃ、
前足はどうだった??
同じように力を入れられた?
A:前足に力が入らなかったです…
それなんだよーー!!
前足の使い方がかなり難しいんだよ
ね。
この前足の使い方を練習しないとヒ
ジを水面まで持って行けないんだよ
!!
A:たしかに板を寝かせようとして
も倒れなかったから、ヒジを水面に
もっていけなかったですね・・・
これは結局、股関節を締めながらモ
モ筋の力で板を押さえる練習をしな
ければ、上手くいかないんだよ!!
A:結局、正しい立ち方が完璧にで
きていないとヒジは水面にもってい
けないってことですね。
ハイ!そのとうり!!
だから基礎をいつも完璧に作れって
いっているでしょ。
A:20000回目です
上の写真では手の平からヒジまでが
水面についているのが分かるでしょ
??
A:てんちょう!コレやりたいっす!
この体勢を取っていない場合は板を
寝かせていないということを頭にた
たきこんでね。
ボードの押さえ方の基礎を作り上げ
なければ、ただしゃがんでいるだけ
のボトムターンとなるので注意!!
足首だけに頼ったレールの入れ方は
体重がボードに乗らないのでスピー
ドも出ていないからね。
しかも波のフラットの位置で足首だ
けで板を寝かせてもターンは不可能
。
ボトムとフェイスの境目あたりでレ
ールを入れているターンは、ボトム
ターンと言ってはNG!!
A:わかりました。足首だけでのタ
ーンではボトムターンと言ってはい
けないんですね・・・
それがつもり症候群と言うんだよ
(笑)
このジュリアンのような体勢は見様
見真似だけで、できるモノではない
からね。。。
しっかりとボードの押さえ方の基礎
を作り上げて、そして、そのGに耐
えられるモモ筋を鍛えなければ一生
無理となりますよ!!
A:そうなんですね。
A:すっごく勉強になりました!
A:ここまで聞いたら、最後まで
いろいろ教えてください・・
OK!!
上の写真の体勢がクライマックス!
ターンの終わり掛けが前足に一番
Gがかるので、この練習を集中して
やり込むのがプロサーファー。
通常ではあり得ない程のボードの
寝かせ方だよね??
A:板のノーズが進行方向に向い
ているのに対して、体は波のトッ
プ側を向いていますね。
そうです!!
この体勢はあり得ないほどGがか
かっていくんだよ。
A:だからプロはここを練習して
いくんですね。
一番分かりやすい例えは、ダブル
くらいの波に乗ったら板が震える
でしょ??
A:ダブルはともかく頭くらいで
も板がプルプルしますよーー
そうそう、その時におもいっきり
しゃがみながらレールを入れるタ
ーンを想像してみて??
A:そうとうなGがかかるのが分
かります。その中で板を押さえつ
ける力はハンパないっすねっ。
だからそのGに耐えられる力をト
レー二ングしていくんだよ!!
A:なるほど・・・
じゃ、次はボトムターンから波のト
ップに上がっていくやり方にいきま
すよ!!
波のトップに上がっていく動作が
いつも言っている軸足ジャンプに
切り替える時。
前足で深くレールを入れていた体
勢から波のトップに上がるとなる
と、板の軌道は必然的にプルアウ
トするようになってしまうでしょ。
したがって前足の意識をかかとに
切り替えなながら軽く押さえるよ
うに体重移動していくのがポイン
ト。
A:たしかに軸足でジャンプでき
た時はリップで板を返せます。
A:でも、前足加重が上手く離せず
にそのまま波のトップに上った時
は、必ず転んでしまいます・・・
A:このジュリアンの体勢はすご
く分かりやすいですね!!
そうそう、これが前足加重から軸
足ジャンプに切り替えた瞬間だよ
。
そうすることで軸足に加重がかか
り板の軌道もコントロールできる
ことになるから!
A:軸足ジャンプを確実に習得す
る練習方法ってありますか??
ストイックシステムではこの軸足
強化を練習していくんだけど、み
なさんかなり手こずっていますよ
。。。
これはスケボーが一番良い練習に
なるから必ずやってね。
A:ハイ。軸足を意識してやり込
みます!!
軸足ジャンプができてこそ、波のト
ップに上がっても軸足で板を押さえ
られるんですね。。。
この動きがないと上半身が板から離
れてしまうからね!!
つまり!!
A:軸足意識で上半身のリードです
ね!!
正解!!
後は右手のリードと首を使って反転
していけば、深いターンからのアク
ションが成功するって訳!!
A:カットバックも教えてくれるんで
すか??
A:嬉しいですっ!!
左手は水面を触ること!!
今日はボトムターンのはなしな
のでカットバックはまた今度ね
。
A:てんちょう!!
確認だけさせてください。
A:ボトムターンでは右手で水面。
A:波のトップでは左手を水面。。。
A:たくさん覚えることがあります
が、これを忘れないでやり込めば
いいですか??
そうですね。
まずは明確となることを一個一個
やっていけば必ずできるようにな
るから頑張って!!
一個一個モノにしていくプロセス
を楽しむことが上達の秘訣となり
ますよ。
A:ハイ!!
A:よくわかりました!
明日から心機一転で頑張って突き
詰めていきたいと思います。
何事にも基本が大事ですからね。
これ聞くの何回目??
A:ハイ!!
20000回目となります・・・
頑張ってください(笑)
ボトムターンは軸足で板を押さえつ
け、前足を踏ん張ってレールを入れ
ていきます!!
この足の使い方は股関節をしっかり
と締め付けれる練習が一番最適です
。
日頃からクセをつけれるように、
常に意識することです!!
頑張って練習してくださいね。
今日ご紹介したジュリアンウィルソ
ンが乗っているモデルはAIR17と
なります。
写真のようないい波でも、風波のバ
ッドコンディションでも本領発揮と
なるハイパフォーマンスモデルとな
ります。
ジャパン正規モデルをさらに改良し
て、コシくらいの波でもスピードを
出せるようになっています。
AIR17でアグレッシブにボトムタ
ーンを習得してくださいね。
エアー17在庫状況!!