![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=513x1024:format=jpg/path/s31b4809200cd0d0c/image/i996cf7b3e05fb3b1/version/1734427608/image.jpg)
力の無い波でもトップへ上がるスピードの付け方!!
ターンに入るその前に
編
さて。
「冬至」も過ぎ、今日から少しずつ日
が延びていきます…
この日が延びるとともに、サーフィン
練習を重ね、半年後の「夏至」までに
は上達する目標を掲げてください…
その目標は必ず叶います…
そこで、今日は!!
100人読んでくれたら1人くらいし
か共感してもらえない1%のマニアッ
クな内容でお届けしたいと思いますが
…
しかし、この1%の部分をやり込めば
100%上達できる針の目の内容とな
ります…
従って、この年末年始に海に行く方は
必ず意識練習して欲しいと願い、お届
けします…
では…
今日の内容は
「ボトムターンのスピードを上げる為
にはどうすれば良いのか??」
この細かい視点のお話しとなります…
さっそく、いってみましょうか…
まず、スピードに乗って先のリップを
ロックオンしてボトムへ降ります…
そして、ボトムへ降りたら!!
そのまま斜めに上がってしまうのが中
級者となります…
下の写真の黒線ラインを取ってしまう
ものです↓↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=683x10000:format=jpg/path/s31b4809200cd0d0c/image/i99d366d2a18868eb/version/1734846809/image.jpg)
そもそも、なぜ??
この黒線ラインをとってしまうのかと
言いますと…
スピードがついてリップをロックオン
すると、そのままのスピードでリップ
へ上がった方が「速い」と言うマイン
ドだからです…
つまり、波から離れると失速してしま
うのでスピードロスに繋がるという心
理が働いてしまい、そのまま斜めに上
がってしまいます…
斜めに上がると板は縦にはあがりませ
んよ!!
どうですか??
心あたりはありますか??
では、まず、そのマインドを崩してい
きましょうか…
物理学の時間です…
下の写真をご覧ください↓↓
この図はボトムターンをした時に働く
力の計算式となります…
波から離れてレールを入れてターンの
弧を大きくすると!!
ボードのボトム面には「遠心力」がか
かり、デッキ面には「向心力」がかか
ります↑↑
つまり、物理的に言うとターンの弧を
大きくすればするほど遠心力と向心力
の力が働き、斜めに上がるよりもスピ
ードが出るということが物理的事実と
なります。
まず、ここを深く理解してください…
では、次に、白線を見てみましょう↓↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=683x10000:format=jpg/path/s31b4809200cd0d0c/image/iaf613b0f211eb975/version/1734848147/image.jpg)
白線のラインを取ると弧が大きくなり
遠心力と向心力が強く働きます↑↑
さらにボードの反発力と推進力も上げ
られる事を理解できますね???
となると、ですよ…
斜めに上がる浅いターンよりも深いタ
ーンの方が物理的にスピードが出ると
いうことを理解して、あなたのマイン
ドを書き換えるんです…
スピードに乗って斜めに上がるよりも
弧を使った方が速いんですよ!!!!
いいですね???
物理は真理です…
では、ここからが本番…
ボトムから どのように遠心力を掛けれ
ばよいのかを考えていきましょうか…
まず、アップスンでスピードに乗り、
リップの崩れ方に合わせボトムへ降り
ます↑↑
このシチュエーションは分かりますね
??
そして、ここから!!!
必ず
「波のフラットの位置」まで降りるよう
に意識してください…
最低でも波のフェイスとボトムの堺目よ
りも岸側へ降りる意識です…
でっ!!
このフラットへの降り方の具体的な技
術を学んでください↓↓
「軸足前傾姿勢」を取り、後ろ足でノ
ーズを岸側へ少し向けるようにすると
レールが1回抜けます…
小さなトリミングをする感じです…
この動作でボードの軌道を変えますが
、簡単なようで難易度は高いんです…
なぜなら…
スピードが付いていると身体に力が入
り、前足加重になりやすい為に軸足前
傾姿勢を取っていなければレールを抜
くことはできないんですね…
従って、まず、最初の心構えは!!!
効き手を前に伸ばし左肩を少し開いた
姿勢を作り、後ろ足でレールを抜いて
波のフラットの場所へ降りる動作を覚
えるんです!!
※身体は正面を向いていること
まず、このポイントから練習してくだ
さい!!
正しい立ち方ができないと話しになり
ませんよ…
ボードのボトム面を使いフラットの位
置に降りる後ろ足軸前傾姿勢を取るこ
とです…
いいですね??
では、次に…
レールを抜いてフラットの位置に降り
ました…
ここで初めて!!!
「遠心力」を掛けるんです↓↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=683x10000:format=jpg/path/s31b4809200cd0d0c/image/i6227be0b099b9e5a/version/1734849234/image.jpg)
「ボードを弧を描く」ようにレールを
入れることが遠心力を生み出す入り口
となります…
この意味を理解するのは難しいですよ
ね??
簡単に言えば、ただ、レールを入れる
だけでは遠心力は小さくなります…
従って、このレールの入れ方が!!
いつも、いつも言っている!!
レールを入れる踏み込み動作とは?
■足首をねじるようにテールを回しなが
ら傾ける
■前に出した効き手を後ろに振る
■左肩を内側へ入れ上半身を前に出す
この3つの動作を行い遠心力を生み出す
mrw²の公式を使って板を踏み込むん
です (笑)
レールを入れた時に遠心力と向心力が
働き加速を掛ける踏み込みを練習して
ください↑↑
ポイントは、この踏み込みはレールが
抜けている状態ではないとテールを回
す力が弱くなるので、しっかりとレー
ルを抜いてから踏み込んでください…
簡単に言えば…
レールを1回抜いてから、足首をねじ
り込んでボードを踏み込むんです!!
どうでしょうか???
このブログの読者さまなら、何度も聞
いている話しなのでイメージは付きま
すよね???
補足として足首のねじり方を説明しま
すと…
ヒザを曲げる為には、「足首」と「股
関節」の力を使わないとヒザは曲がら
ないのが人体工学です…
この力を使いヒザを曲げて深くレール
を入れる動作だということですよ…
ここを履き違えないように…
大丈夫ですよね???
では、今、お伝えした流れをもう一度
イメージしながら復習しましょう…
お手本はバリのトップライダーのマデ
↓↓
【XERO GRAVITYスペック】
5’9×18 1/2×2 1/4 25.5㍑
----------------------------------
では、アップスンからボトムの降り方
から復習です…
波のトップからボトムへ降りる時に、
効き手を前に出し、左肩を少し開く軸
足前傾姿勢を取ることが最重要…
左肩が少しでも進行方向へ向いている
と前足加重が強まり、板を振ることは
できませんよ↓↓
つまり、へそを正面に向ける軸足前傾
姿勢を取ることが重要!!
この姿勢を取れて初めて「身体の右側
神経回路」を使うことができます…
だからこそ!!
後ろ足でレールを抜き、波のフラット
の場所へ降りる事ができるんです↓↓
上の写真のボードを見るとボトム面を
使っていますね↑↑
ここが最重要課題…
そして、レールを抜き、波のフラット
の位置まで降りたら!!
リップへ上がるタイミングを見計らい
!!
ここで踏み込みます↓↓
■足首をねじるようにテールを回しな
がら傾ける
■前に出した効き手を後ろに振る
■左肩を内側へ入れ上半身を前に出す
この動作を同時に行い、ボードに遠心
力を掛ける踏み込みをしてレールを入
れるんです!!
ボトムターンのスピード出す秘儀です
!!
イメージを働かせ、この本質を理解す
るまで何度も読んでくださいね…
そして、次に!!
ボトムターンのスピードを上げる秘儀
2↓↓
遠心力を掛けてレールを入れ、波のト
ップへ上がる瞬間にも!!
後ろ足首でテールを回すようにノーズ
の向きをリップへ向けるのが軸足ジャ
ンプ↑↑
この動作でも遠心力を使うことでトッ
プへ上がるスピードを付けるんです…
つまり、ボトムターンでは!!!!!
「入り口」と「出口」で遠心力を掛け
る踏み込みの技術が重要ということで
すよ…
どうですか??
理解を深めると、ボトムターンの概念
を変えることができましたか??
では、ここからはおまけ↓↓
エアーの動作を繋げてみましょうか…
結局、オフザリップの動作でいつもお
伝えしている効き手の振りのスピード
を上げろ!!
その効き手のスピードを使い板を体に
引き付ける動作もエアーでも行います
↓↓
効き手の誘導で上半身をひねり、前足
で板を引き付け、空中でも軸足でテー
ルをコントロールします↑↑
空中での軸足コントロールが成功のカ
ギです↓↓
基本はすべて軸足コントロールと効き
手の誘導となりますよ…
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=683x10000:format=jpg/path/s31b4809200cd0d0c/image/i21eb6704dbd4ef54/version/1734426764/image.jpg)
とにかく!!
ボトムターンのスピードを上げれば、
エアーもやりたくなるのが真理…
まずは、基礎となるレールを抜いてか
ら踏み込み方を強化することが重要と
なります…
いかがでしょうか??
細か過ぎて伝わらないかもしれません
が、実力を上げる為の大事な技術とな
ります…
この内容はシリーズ化してお届けしま
すので、次のブログでもさらに細かく
書いていきますね…
お楽しみに!!
レールを抜く瞬間動作はゼロコンマ何
秒の世界…
無意識で抜けるようになるにはスケボ
ーで練習しないことには習得不可能で
す…
このシリーズのブログを読み返してみ
て復習してくださいね…