前回の続きとなる、後ろ足のかかとが離れる理由・・・
軸足ジャンプを覚えろ編
3月になりましたよーーー
長い冬も終わりに近づいていますね!
この冬にたくさん練習できた方は、こ
れからが本番です!!
気温が上がればテンションも上がる!
そんな気持ちで
頑張っていきましょうーー
ということで!!!
今日もイメトレです。
理論的思考を作る編
Cさんが来店したので、その会話から
いろいろな気付きを得てみてください
…
:てんちょーー こんにちは!!
:前回のブログの内容を昨日、実践し
てみたんですが!!
:テイクから後ろ足のヒザを回転させ
るように立ち上がる意識でやってみた
ところ!!
:いつもボトムに降りてアタフタして
しまうんですけど、ボトムに降りる前
に波のトップへ上がれたんです!
:いつもより、スピードがぜんぜん違
うのを感じ取れました。
おっーー
それは、良かったですね!!
いきなりですが、さっそく、質問です
(笑)
上手くいったのは
どの部分を一番意識したのですか??
:やはり、いつもテイクオフで両足で
飛び乗っていたので、前足で強く板を
踏み込んでしまう癖が強かったんです
。
:だから、速い波だとボトムへすぐに
落ちてしまっていたようです。
:そこで、てんちょうの言う、前足の
ヒザを締めながら後ろ足のモモに力を
入れながら立ってみたところ、波の中
腹からビューンと板が伸びて、波のト
ップ上がれたんです・・・
:ただ、その動作がてんちょうの言う
軸足ジャンプなのかどうかが、分から
ないので、教えて欲しいのですが・・・
おっーーー
Cさん、やる気ですねーーー
では、今日は軸足ジャンプとは何か
という説明をしていきましょうか!!
:はい!!
:よろしくお願いします
まずは下の写真の後ろ足を見てごら
ん↓↓
:えっーーー
:すごいーー!!
:かかとがボードから離れちゃって
ますね・・・
:なんで離れるんですかっ??
単純に考えて、波のトップへジャン
プしたのでボードがその動きに付い
てきているだけです。
どうですか??
理屈をイメージできますか??
:いやー、ぜんぜんイメージできない
っす…
そうですよね…
いきなりは、イメージできないもので
すよね。
では、まず、理論的思考を作り上げて
いきましょう。
下の写真を見てください↓↓
まず、左の写真は地面から斜め上、遠
くへジャンプした動作となります。
ボードに乗っているイメージでジャン
プしたらどうなるのか??
スタンスを取って、波の上に上がるイ
メージを上の写真にあてはめるんです
↑↑
:てんちょう、凄い!!
:後ろ足のヒザを回転させるようにテ
ールを沈めると反発が大きくかかるこ
とで波のトップへ上がれるイメージが
つきます。
でしょ??
では次の二枚目の写真は陸上のスター
トに時、最速で走る体勢です↑↑
:てんちょう、凄く分かりやすいです
。
:骨盤に上半身を乗せる意味も理解で
きます。
では、なぜ、後ろ足のかかとがボード
から離れているのか???
写真を見ながら理論的思考で考えるん
です。
上の写真は幅跳びのジャンプとなりま
すが、大げさに言ってしまうと、この
ようなイメージに近いと思います↑↑
:てんちょう!!
:理論的思考は完璧に出来上がりまし
た!!!
:スケボーのウォーリーは上に上がる
様なイメージでテールを蹴るけども、
軸足ジャンプではテールを上げながら
回転をかけて遠くへ飛ぶようなイメー
ジで合っていますか??
おっーー
いいですねーーー
話しが早い!!
まあ、そんなイメージで大丈夫かな??
海での踏み切りはテールを沈めて回転
させることで大きな反発が生じます。
このイメージを持って、話しを進めて
いきましょうか!!
では、この理論的思考で実際の動きを
考えていきましょう。
テイクオフから立ち上がる動作で、こ
のジャンプを作り上げていきます。
「軸足ジャンプとは」
後ろ足のヒザを回転させるようにレー
ルを入れ、後ろ足首も同時に連動させ
ていくのがポイントです!!!
その後ろ足の力を使ってヒザを伸ば
すと同時に、身体の軸を真っすぐに
伸ばしていく上半身の動きが大切。
これが、骨盤に上半身を乗せて地面を
捉えるという、さっきの話しですね。
この二つの動きを連動させることで、
大きな反発を作り出します!!
ボードのテール部分をねじり込んで沈
めるイメージで行ってくださいね。
その動作を行うことで、上の写真のよ
うに波のトップへ上がっていきます↑
どうですか???
ざっくりですが、イメージが付きます
か??
:てんちょう、一個質問いいですか?
:テイクから立ち上がる時に、骨盤を
乗せる為の良い方法はありますか??
とても、良い質問ですね!!
身体の軸を真っすぐにするためには、
どうするか??ですね。。。
それは
いつも言っている
後ろ足の伸び上がりと右手の伸びあが
りを同時に行うんですよ!!
要は正しい立ち方の体勢は???
:右手を前に出すように上げた状態で
すよね??
:あっ、そっかーー、分かった!!
:単純に右手の甲がを目の高さにくる
ように引っ張りあげることで体も真っ
すぐになるってことですね??
はい!!そのとうり!!
すべて基礎の動きを理解しているから
こそ、この会話がなりたっていきます
でしょ!!
これが、理論的思考です。
ここで!!!
軸足ジャンプの大事な事をもう一つお
伝えしますね。
波のトップへ上がった状態です↑↑
すでに上半身はボトム側へ反転してい
なければいけないんですね!!!
ここを考えて、理論的思考でお答えく
ださい!!
なぜ、波のトップでは上半身は反転し
なくてはいけないのでしょうか??
:んーーーっと!!
:はい!整いましたーー(笑)
:軸足ジャンプは進行方向正面へ体を
向けた状態で波のトップへ上がります
でしょ??
:正面を向いていないと、波のトップ
では左肩を開くのが遅くなるからです
ね!
はい、大正解!!!
波のトップでの体勢となります↑↑
ボードをボトムに落とす為の上半身の
ひねりを軸足ジャンプの対空時間内に
身体を開くことを考えていることが大
切。
サーフィンは、常に上半身の動きは先
行動作で行っていきます。
波のトップへ上がってから身体を開こ
うとするのでは「遅い」んです!!!
波のトップへ上がった時にはすでにボ
トム側へ体を開いていないと後ろ足の
ヒザを反時計周りに回転をかけること
もできません・・・
すべて繋がっていくんです!!!!
言いたいことは、アップスンの動きも
常に後ろ足コントロール主体で行わな
ければいけないんです!!!
その為には、上半身の動きは常に先行
して、後ろ足加重を維持することなん
です!!!
その基本動作とは、
「雑巾を絞る」ようなひねりをつけて
いくことなんです!!!
ボードを両足でおもいっきり踏み込む
時でさえも、後ろ足の正しい加重の掛
け方ができていないことには、前足の
力だけでボードを踏み込んでしまうん
です!!!
そうなると、結局、軸足ジャンプが上
手くできない理由を作ってしまってい
るんです!!
どう???
繋がってくるでしょ???
:てんちょう、すみません・・・
:もう、ついていけないです・・・
あはははーーー
ごめん、ごめん。
つい、いつものクセがでてしまったよ
うです。
取り乱しました(笑)
では、もう一度、軸足ジャンプの復習
から!!
テイクオフから構える=正しい立ちかた
そう、お伝えしましたが、
正しい立ちかた=軸足ジャンプの姿勢
これも、同じということを理解できま
したね??
:はい!!ばっちりです!!
:この基本姿勢を元に、後ろ足のヒザ
を円を描くように伸ばす練習をつきつ
めればいいんですね!
:骨盤に上半身を乗せる練習は、結局
は陸トレで正しい立ち方をやりこまな
いとには絶対にできないことも理解し
ました。
そうです、そうです、
スケボーでも練習してみてくださいね
。
結局、軸足ジャンプや、リッピングな
どの動きにも繋がっていきますので!!
:はい!基礎が全てですね!!
:今日は本当にありがとうございまし
た。
:また報告しに来ます!!!
テイクオフから
立ち上がるヒザの伸ばし方というのを
本気で考えてみてください!
ただ、曲げたヒザを伸ばす!!
この概念を書き換えることが大切です
。
この軸足ジャンプを覚えないことでは
、リッピングでの波のトップへ上がる
スピードも最大に引き出せないという
ことにも繋がっていくんです。
無論、バックサイドでも同様です…
この視点を持って練習して欲しいと願
います・・・
このシリーズはまだまだ続きますよ!
お楽しみに!!